ウクライナ派兵の北朝鮮軍が全滅?
◉ウクライナに派兵された北朝鮮軍が、初めての交戦で全滅(ただし1人は生き残った)した、という情報が流れてきました。中央日報の日本語版ですが……正直、信憑性はまだ低いとは思います。ただ、朝鮮戦争の頃で時代が止まっている北朝鮮ならばさもありなん、とは思います。
ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、偉大な指導者様親子の写真です。
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■人名軽視の突撃部隊か?■
詳しくは、上記リンク先の全文を、ぜひお読みいただくとして。ロシア連邦軍はBBCの分析によれば、2024年9月時点で死者数は7万人超え。すでに人手不足で、受刑者らによる突撃部隊さえ編成し、ウクライナ軍の守りを突破する戦術へと、転換しているわけで。これで、1日平均300~400人の兵員を失っている推計もあると、読売新聞。どうも、歩兵に突撃させて、ウクライナ軍が反撃してきたら、それで歩兵などの位置を把握して、そっちを攻撃するための、捨て石にされているようで。北朝鮮の兵士も、たぶん同じような扱いでしょう。
ロシア軍とプーチン大統領が採用しているのは、まさに人命軽視の力押し戦法。ただ、大日本帝国の特攻が、通常攻撃よりも戦果があったのが、これまた事実であるように。このような人命軽視の戦法は、一定の成果をあげるのも、悲しい現実なんですよね。真面目に商売している人々の中で、汚い手法や犯罪に抵触する手法を使えば、ほぼ確実に儲かるのと同じで。プーチン大統領としては、この戦いに負ければ失脚、下手すれば暗殺されますから。勝てば官軍で、なりふり構っていられないでしょうし。
■派兵されたのは富裕層?■
北朝鮮側も、ロシア軍のそういう状況は十分に分かっていて、でも自国の兵士の命と引き換えに、経済制裁で不足している石油や天然ガスなど、ロシアで有り余っているエネルギー関連物資を、手にしたわけで。たぶん、核開発やミサイル開発の、技術的な供与も受ける契約なのでしょう。まさに捨て石。しかし、こういう悪魔の所業は、どこかで限界が来るのもまた事実です。しかも、北朝鮮が派兵した兵士というのが、どうも火種になりそうなんですよね。そこを推測させるのが、こちらの記事です。
Simesabaさんも指摘されていましたが、そもそも 北朝鮮でチーズや 牛乳を、知ってるのがそこそこの上級国民ですから。日本人の感覚からすれば、チーズや牛乳ぐらい知っているだろ……と思ってしまうのでしょうけれども。そういう方は逆に、木炭自動車って知っていますか? 自分も、実物が走っている姿は見たことはないです。でも、戦前に活躍した、ガソリン不足を補うために開発された、薪を燃やして走る自動車が、今でも現役なのが北朝鮮という国なのです。
牛乳をちゃんと保存するためには 冷蔵庫が必要で。でも、2019年の北朝鮮の総発電電力量は238億キロワットで、韓国の5630億キロワットの20分の1に過ぎません。夜になると、一般家庭でも送電はストップされ、季節によっては 1日数時間しか電気が来ないことも。そんな状況ですから、冷蔵庫はほとんど意味をなさず。牛乳が飲めるのは富裕層。地方出身の貧農の子弟など、そもそも牛乳もチーズも、まともに食べたことはないでしょう。
■飛ばし情報の可能性も?■
上の記事、親が兵士の息子に仕送りをしていることからも、多少なりとも整骨に余裕がある北朝鮮国民だと、推測できます。北朝鮮の兵士の写真を見ると、徴兵年齢の引き下げもありますが、明らかに発育不足と思われる兵士が、見受けられます。元々が戦前の朝鮮半島は、北側の方が体格が良いという傾向が、明らかでした。これは、北部の方が大陸が近く、多様な人種が混交しやすいという、遺伝的な要因も大きいのでしょう。それが、長く続く飢餓によって、すっかり体格が悪くなっているわけです。
これは自分の憶測に過ぎませんが。そうでなくても、ロシア人と朝鮮人では、平均的な体格がだいぶ違います。体格差があまりにも大きい、はっきり言えば貧相な体格の兵士を派遣すると、ロシア軍になめられる危険性がありますから。体格の良い兵士を選抜した結果、そこそこ富裕層の出身の兵士を送った可能性が。そうなると、出身階層で事実上のカースト制度がある北朝鮮ですから。軍でも特別扱いされていたお坊ちゃま兵士が、いきなり突撃部隊として、前線に立たされた可能性があるわけで。
そりゃあ、そんな部隊がいきなり実戦投入され、朝鮮戦争の経験があるのは 祖父母の世代で、待たされた武器はたぶん、自国の旧式のものかロシア製の使い慣れていないタイプでしょうし。ロシア語もよくわからない中、いきなり突撃させられたら、パニックを起こして全滅する可能性は、十分にあるでしょうね。
繰り返しますが、情報の精度としては、まだまだ低いです。もうしばらく、いろんな情報を追いかけるしかないですね。
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