5億8000万年前の生物の痕跡
◉こういう話題、需要はないでしょうけど、好きなので。古生物と言うと、どうしても恐竜に関心が向きがちですが、そこからさらにもっと古い時代の生物の面白さ、ダンクルオステウスのような巨大な甲冑魚などの魅力に気づきますし、さらにバージェス頁岩のカンブリアモンスターと呼ばれる奇妙な生物たち、そもそも生命はどこから生まれたのかと言う、地球史上最大のミステリーまで。
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ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、化石の写真です。
■生命は何処で生まれた?■
生物と言うか生命は、地球の深海の熱水噴出孔で生まれたという説が近年は有力になっています。昔は地表の海中で、高温と落雷の電気エネルギーで、アミノ酸が形成されたという説が有力だったのですが。安定してエネルギーが供給され続けるのは、海底の熱水噴出孔ですからね。現在も、熱水噴出孔から出てくる硫化硫黄などを利用して、それをエネルギーに分裂する細菌が次々と発見されていますし。そういう可能性は十分にありそうな気がします。
オカルト好きの人には、宇宙から生命の根源がやっと来たという説を支持する人もいますが。ではその隕石などに含まれるアミノ酸はどこでどうやって形成されたのか、そこには答えていませんからね。ただの問題の先送りに思えてしまいます。探査船はやぶさ2が持ち帰ってきたサンプルの中に、太古の水が発見されたなんてニュースもありましたから。宇宙空間のある場所で生命が誕生する可能性を秘めてるのは、事実としてあるのかもしれません。
■進化は推理小説■
進化論を発表したダーウィンの、カンブリア時代よりもっと昔の時代には、もっと多様な生物化石が発見されてしかるべきと語っていたのですが。現実には、カンブリア時代になって爆発的に生物化石が発見されているのに対して、それ以前の化石ってなかなか見つからなくて。単細胞生物が、多細胞生物に進化していく過程はまだまだ未解明の部分が多々ありますしね。でもそういう部分を考えるのが楽しいのです。
恐竜の進化にしても、例えばは長らく鳥と恐竜の関係性に関しては、前肢の指の問題が大きなネックになっていました。恐竜はティラノサウルスのような2本指や、アロサウルスのような3本指の種がありますが。鳥類の指の骨は、恐竜の指の骨と一致しないという部分が、長らく問題だったのですが。そもそも鳥の指の骨の認識自体は間違っていたということが証明され、鳥は恐竜の一種というのは証明されましたからね。進化というのは巨大な推理小説みたいなものです。
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