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漫画支援基金設立へ

◉ちょっと前のニュースですが、アップし忘れていたので、遅ればせながら。これが良い方向に回っていけばいいのですが、マンガ文化を食い物にする人間が、寄ってきそうで怖いです。

【漫画支援の基金創設へ…首相、経済対策に関連事業費盛り込む考え示す】読売新聞

 岸田首相は1日、超党派の「MANGA議員連盟」の会長を務める古屋圭司自民党衆院議員らと首相官邸で面会した。首相は「漫画の文化をしっかり支援できる取り組みのために基金を用意する」と述べ、政府が2日に閣議決定する経済対策に関連事業費を盛り込む考えを明らかにした。

 議連は、漫画作品を保存・活用できる国立施設の設置などを求める要望書を首相に提出した。

https://www.yomiuri.co.jp/politics/20231101-OYT1T50362/

ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、

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麻生太郎政権では、『国立メディア芸術総合センター(仮称)』が国立マンガ喫茶といわれのない誹謗中傷で、民主党政権下で頓挫しました。漫画が世界に通用した文化であることを認めたくない、保守主義者や権威主義社が、潰したわけです。馬鹿ですね、100年後には萩尾望都先生ら24年組は、清少納言や紫式部、加賀千代女、樋口一葉、林芙美子らの女流文学の流れの中で、評価されるべき存在なのに。日本の文化は、猿楽や能や歌舞伎、根付に浮世絵、歌舞伎に漫画と、大衆娯楽の中から出てきたのに。

【麻生太郎副総裁は国宝よりマンガが大事…“国立マンガ喫茶”計画15年ぶり活発化のトンデモ】日刊ゲンダイ

 まだ諦めていなかった。日本の漫画・アニメに加え、特撮やゲームの資料を保存する国立施設「MANGAナショナル・センター」(仮称)の設立を目指す超党派議員連盟の予算獲得に向けた動きが活発化。議連の最高顧問に君臨し、活動を支援しているのは自民党の麻生太郎副総裁だ。

 無類の漫画好きの麻生氏は首相時代にアニメ、漫画、映画などの作品を展示する「国立メディア芸術総合センター」の建設費に117億円の予算を計上。「国営マンガ喫茶」との批判を浴び、2009年の政権交代後に民主党政権の手で中止に追い込まれた。

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/317178

日刊ゲンダイをを発行する株式会社日刊現代は、講談社を中核とした音羽グループの一員なんですけどね。こういう事を平気で書くわけです。新聞業界とか映画界とか、自分たちを高級で公称なハイカルチャーだと思ってるのでしょうけれど。新聞は明治の頃、スキャンダルを握って政治家を脅す〝羽織ゴロ〟と呼ばれていましたし、チャップリンやキートンの頃の映画は、オペラや新劇とは比べ物にならない、大衆娯楽=ローカルチャーと思われていたわけで。権威主義者とはかくの如し。

ただ、クールジャパン戦略とか、担当大臣まで設置していいように食い物にされただけなので、お金の流れは気になるところです。秋元康氏とか、ああいう連中を近づけてはいけません。ハコモノ作って土建屋に金を流し、漫画家にはほとんどメリットがなく、出版社ばかりが肥え太るぐらいなら、やらないほうがいいです。極端な話、生きてるときに税金をある程度減免してくれるなら、著者の死後30年で著作権を国に譲渡する契約を結んでもいいって漫画家は、けっこう多いと思いますよ?

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喜多野土竜
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