南鳥島レアアースを来年試掘へ
◉本州からは1800キロメートル離れた、日本最東端南鳥島沖。なにしろ東京から韓国の首都ソウルまでが1157キロで、北京までが2100キロですから、そのとおさがわかります。その水深約6000メートルの海底には、レアアースを含む泥が大量に確認されています。東京大学などの調査では、世界需要の数百年分相当の埋蔵量があるとのこと。なにしろ、日本国内で利用されているレアアースは、中国からの輸入が約6割を占めていますから、この埋蔵量は貴重です。
ヘッダーはWikipediaののフォトギャラリーより、南鳥島の写真です。三角形~。
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昨年、茨城県沖の水深約2470メートルの海底から、泥の回収に成功しているとのことで、技術的には問題なさそうですね。前々から書いていますが、領土と領海と排他的経済水域を含めた面積では、日本は世界第6位に踊りでる、海洋国家ですから。まぁ、国土面積も上位30%に入っていて、世界的にはけして小さくはないんですが。これからのフロンティアは、航空産業に宇宙開発が上げられますが、海洋開発もそれに匹敵しますね。特に深海(水深200メートル以上)は、いろんな資源がありますから。深海開発用改造人間カイゾーグの開発待ったなし。
日本の未来を考えれば、元々強い化学系の素材開発、手塚治虫先生のお陰で花開いたロボット工学、品種改良大好きな国民性からバイオテクノロジー、iPS細胞などの代替医療研究、などいろいろあるのですが。海洋開発は、大きなフロンティア。潮流発電や海洋温度差発電、深層水の利用研究、養殖でもいろんな可能性が考えられます。個人的には、洋上人工光合成とか太陽光励起レーザーによる真水生産プラント、洋上バイオマス栽培とか、そっちの可能性を考えたいですね。沖ノ鳥島とかの海域も、そっちの方面で利用できるでしょうし。
深海6000メートルというのは、かなりの大深度ですが、逆に言えば開発技術に成功すれば、最深部で8020メートルの日本海溝を有する我が国としては、新しい産業開発のチャンスです。まぁ、そういう深海開発技術は、潜水艦の技術とも直結していますから。深海8000メートルでも作業できるような海洋作業戦技術が確立できれば、海のフロンティアは日本の未来と直結するでしょう。メタンハイドレートの利用が確立され、日本が資源大国になれば、それはそれで問題が置きそうですが。今は、海洋開発技術のレベルアップが先決。期待して待ちましょう。
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