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アイルランド最大級の考古学遺跡

◉イギリスといえば、ストーンヘンジが有名ですが。イギリスだけでなくフランスや北欧などでも、巨石文明などの痕跡が結構あるんですよね。ヨーロッパ自体が、やはり石の文化なのか。モンスーン気候で高温多湿な日本の場合は、樹木の育成に適しているため木の文化なので。ただ面白いのは、北欧などでは泥炭が至る所に存在しているため、これが意外なタイムカプセルになることが多いようです。

【アイルランド最大級の考古学的発見 ピラミッドより古い遺跡へ】日経ビジネス

 アイルランド西部のメイヨー県のバリーキャッスルとベルマレットの間には、ドラマチックな断崖と大西洋に挟まれた、広さ13平方キロメートルに及ぶ湿原が広がっている。木々がほとんどなく、丘も高くはないため、何もない土地のように見える。が、この孤立した海岸には「アイルランド最大の考古学的発見のひとつ」と称される遺跡がある。

 アイルランドには、はるか昔の社会を垣間見せてくれる泥炭地がいくつかある。そこから、聖杯や大量の金製品、中世の詩篇書といった宝物、2000年前の「ボグバター(乳脂肪から作ったバターの塊を保存のために泥炭地に埋めたもの。ボグとは泥炭地のこと)」や、「ボグボディー」(泥炭地で良好な状態で保存された人間の遺体。最古のものは紀元前2000年のもので、カシェルマンと呼ばれている)などが発見されてきた。(参考記事:「世界各地のミイラ、ちょっと意外な作成法も」

https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00292/100700157/

ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、エニス近郊のバリーオーリア湖の写真だそうです。

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泥炭地、というのはアイリッシュ・ウイスキーなどでも知られますね。NHKの朝ドラ『マッサン』では、スコッチ・ウィスキーを日本でも再現したくて、似た環境の北海道余市にニッカウヰスキーの工場を立てますが。余市も豊富な泥炭層があるんですよね。もっとも、アイリッシュ・ウイスキーでは一般的に、スコッチ・ウイスキーのようにモルトの乾燥に泥炭を使わないんですけどね。ここらへんが、文化の違いとして面白いのですが。自分は、アイリッシュ・ウイスキーのほうが癖がなくてマイルドで、好きですね。ブッシュミルズとか?

紀元前3800年ごろの、世界でも最も古い時代の石垣に囲まれた農地が見つかった。紀元前3800年といえば、エジプトのピラミッド(紀元前2550年)やストーンヘンジ(紀元前3500年)よりも前である。

同上

このような、カリフォルニア州のラ・ブレア・タールピットは天然アスファルトの池で、ここにハマって死んだサーベルタイガーのスミロドンなどの骨が、大量に見つかっているんですよね。9000年前の女性の骨も見つかってるそうですが。タールトラップと呼ばれるほど、そこは億の生物がハマって、死んでしまっているようなのですが。おかげで古生物学者などにとっては宝の山ですね。星野之宣先生も、短編にして何度か書かれていらっしゃいますね。

どうやら人類は、自分たちが思っている以上に聡明で、かなり早くから文明を築いているんですよね。それも、世界各地で。今から1万年ぐらい前のクロマニョン人を現代に連れてきて、現代の教育を施せば普通に相対性理論から、高度な科学を理解できるのですから当然ですね。要はいろんな学者の研究によって積み上げられてきた、蓄積が足りていないだけですから。文明を築くのは当然といえば当然ですね。

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