iPadネタあれこれ
◉タブレット型は、廉価なAmazonのFireシリーズが出荷台数では圧勝と思い込んでいたのですが、高級機種であるはずのiPadシリーズの圧勝のようですね。コレはちょっと意外でした。これも世界的に、在宅ワークが増えたためですかねぇ? 高性能でパソコンと差がないですから。
【AppleのiPadはタブレット市場で30%超のシェアを獲得していることが明らかに】GIGAZINE
Appleは2021年7月28日に2021年第3四半期の業績を報告しており、この中で同社のティム・クックCEOが「iPadにとって2021年の第3四半期は過去10年で最も成功した四半期となりました」と語ったように、iPadの売上は好調を維持しています。そんなiPadの出荷台数に関するデータを調査企業のIDCが公開しており、タブレット市場でiPadが圧倒的なシェアを獲得していることがよくわかります。
Chromebook and Tablet Growth Continued in the Second Quarter Despite On-Going Supply Concerns, According to IDC
https://www.idc.com/getdoc.jsp?containerId=prUS48120621
Latest IDC numbers reiterate Apple’s dominance of tablet market - The Verge
https://www.theverge.com/2021/7/31/22603371/apple-ipad-tablet-shipments-samsung-amazon-q2-2021
タブレットの2021年第3四半期の総出荷台数は前年同期比で、4.2%増の4050万台とのこと。Appleの出荷台数は1290万台で、シェアは31.9%。単純計算で、年間5000万台オーバーの勢いですね。ということで、iPadネタをいくつか。
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■時代はタブレット型?■
下記リンク先の情報によれば、2020年のパソコン出荷台数は3億260万台で、首位のLenovoの7266.9万台。2位はHPで6764.6台。ちなみに、Appleの出荷台数は2310.2万台で4位です。しかしタブレット型と合わせると、7200万台以上になり、2位のHPを軽く抜いて、首位のLenovoと差がないんですね。ちなみに、2021年第2四半期におけるChromebookの出荷台数は430万台とのことですから、こちらも単純計算で1300万台ちょいとなりますかね。
広告の大口スポンサーのMicrosoft社に遠慮して、こういう数字をマスコミは出したがらないのですが、パソコン(Windows・Mac・Chrome)とタブレット型(Android・iPad・Windowsタブレット)を総集計すると、Androidタブレットが1億1000台以上、MacOSとiPadOS搭載機が7200万台ぐらい、Chromebookが1300万台以上と、合計で2億台前後は非Windows機があるということに。Windows機は2億6500万台ぐらいですから、Microsoftの黄昏は明らか。
【世界のPC出荷、この10年で最大の伸び--2020年に13.1%増】ZDNet
■MacBook化するiPad■
スマートフォンにおけるシェアはもう、言うまでもなく。パソコンの時代はたぶん、5年ぐらい前に終わっているんですね。スマートフォン進出に失敗したMicrosoftは、今後はWindows365や各種サービスをウェブベースに移行して、生き残りを図るんでしょう。自分は、タブレット型のさらなる進化と高性能化で、ノート型パソコンのかなりの部分が、タブレット型や2 in 1タイプのnote型に入れ替わると思っています。Appleはそれを見越して、すでに動いています。
【iPadとMacの境界がさらに曖昧になる「iPadOS 15」パブリックベータの注目点】ASCII.jp
iOS、iPadOS、macOSという、いわばアップルの3大OSの中で、いつも新バージョンの変化がいちばん大きいのは、このiPadOSだろう。それだけに目が離せない存在だ。比較的画面の小さいモバイルデバイス用のiOSから派生したものでありながら、iPadの機種によっては、Macのノート並みの大きさの画面をサポートしなければならない。そのため、進化の方向はmacOSを目指しているようにも見える。iPadOS 15でも、macOSとの境界は、また一段と曖昧になってきた。
そこで今回は、主にユーザーインターフェースに注目しながら、iPadOS 15パブリックベータの気になる部分を確認していく。
Appleが独自開発したApple Siliconの低消費電力低発熱、くわえて高性能という部分が、iPad ProとMacBook Airとの性能差を、限りなく縮めています。もちろん、ノート型にはノート型の良さがありますし、自分も仕事のほとんどはノート型パソコンに頼っています。でも、それこそAdobeのInDesignがiPad Proに対応するなら、もう12.9インチのiPad Proでも良いかなと、思う部分はあります。折りたたみ液晶で16インチが出たら、迷わず移行ですわ。
■iPadの躍進と意外な商機■
さて、最後に小ネタですが。BCNの調査によると、2021年7月19日から25日の日次集計データで、iPadファミリーが1位から7位までを独占しちゃったようです。……いやぁ、Apple信者としても、驚きの数字です。どうせ買うなら在宅ワークで仕事にも使え、ホビー用途でも使えるiPadという選択肢は、大きくなるとは思いますが。しかしなんですかね、この圧倒的なシェアは。ウェブベースのサービスは、もうWindowsもChromeも差がないですしね。
【7位までiPadが占める! 今売れてるタブレットTOP10 2021/8/1】BCN+R
「BCNランキング」2021年7月19日から25日の日次集計データによると、タブレットの実売台数ランキングは以下の通りとなった。
Amazonは、メディアプレーヤー───電子書籍やAmazonプライムビデオ・Amazonミュージックなど───として、廉価なFireHDシリーズを世に問い、コレ自体は成功したのですが。性能的には高性能とは言えないため、高価ではあるけれど高性能なiPadのシェアが広がったとしたら、皮肉ですね。自分はFireHD 10Plusを購入して、とても使い勝手が良いのですが。今後は、ノートパソコン並みの高性能なタブレット型が、ビジネスチャンスがありそう。Windowsタブレットとか、そこに勝機があるかも?
どっとはらい( ´ ▽ ` )ノ