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「毎日新聞」が加計学園イジメ
◉加計学園の設立した岡山理科大獣医学部の、初めて獣医師国家試験にチャレンジした学生の、合格率が67.5%で新卒者では17大学中16位だったと、毎日新聞が貶めています。安倍晋三元総理を、モリカケで散々叩いた手前、加計学園は悪の組織でないと困るのでしょう、わざわざ見出しでは「加計学園」とカギ括弧で括ることで、「言わなくてもわかりますよね、あの加計学園ですよ〜」と、暗に揶揄のニュアンスを滲ませています。こちらも、マネさせていただきました。
【獣医師国家試験、「加計学園」初の新卒者は合格率67.5%】毎日新聞
農林水産省は13日、2023年度獣医師国家試験の合格者を発表した。受験者は1394人、合格者は1013人で合格率72・7%(前年度69・9%)。学校法人「加計(かけ)学園」(岡山市)が18年春に愛媛県今治市に設立した岡山理科大獣医学部は初の新卒者114人が受験し、77人が合格。合格率は67・5%で、新卒者では17大学中16位だった。
発表によると新卒者全体の合格率は84・4%。合格率の上位3校は①鳥取大97・1%②岐阜大96・6%③宮崎大92・6%。岡山理大と、最下位の東京大(60・9%)は合格率70%を下回った。
ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、メイプル楓さんのイラストです。
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■マスコミの詐術とは■
詳しくは、上記リンク先の全文を、ぜひお読みいただくとして。初チャレンジの新興の大学で、しかも地方の大学です。そんな最初からすごい合格率の、はずがありません。そもそもマスコミが、あれだけ連日連夜、よってたかって叩き続けたわけで。日本アカデミー賞の六冠に輝いた映画『新聞記者』では、安倍晋三元総理がモデルとわかる内閣総理大臣が、生物兵器を作るために大学開設を認可したという、陰謀論まで浴びせかけられましたからね。
一般に、マスコミが比率を持ち出す時には実数を、実数を持ち出す時には比率を確かめろ、と言われますが。今回も合格率は67・5%で新卒者では17大学中16位だった、などというのは、別の事実を隠そうとしている、裏の意図を疑った方がいいわけです。で、77人合格は、合格者数としては17大学中、上から5番目だそうです。地方の獣医不足を解消するという目的からすれば、ちゃんと目標を達成しているではないですか。バカバカしい。
日頃は、食料自給率がどうのこうの、食の安全保障がどうのこうのと、書き立てるくせに。あれほどのネガティブキャンペーンを張られたにもかかわらず、第1期生の合格者数としては、なかなか大したものではないでしょうか? マスコミはモリカケで大騒ぎしましたが。何も出てきませんでしたし。桜を見る会は秘書が略式起訴されましたが。あれも、国民の血税を詐欺し、実刑ギリギリの有罪判決を受けた辻元清美議員よりも、問題があったのかという話です。
■畜産軽視の毎日新聞■
医者にしても弁護士にしても、人数が少なめの方が需要が高まり、単価が高くなるわけで。だから業界団体は、数を増やすことに抵抗するわけです。実際、法科大学院の制度が始まって、弁護士の数が増えると、弁護士余りが起きましたからね。岡山理科大獣医学部が、52年ぶりの獣医学部の開設だったのも、そういう 背景があります。この件に関して言えば、父親が日本獣医師会の幹部である国民民主党の玉木雄一郎代表の動きは怪しく、自分も批判しました。
そもそも毎日新聞は、宮崎県の口蹄疫問題の時には、宮崎支局長が地元の人間は大して騒いでいないと、能天気な記事を書いて。挙句に、修学旅行を取り止めた鹿児島県の学校を批判していて、非常に不愉快でしたが。あの口蹄疫問題は、隣県で畜産が盛んな農業県でもある鹿児島としては、本当に死活問題だったわけで。和牛の畜産農家を継いだ友人など、大変だったようで。毎日新聞のエリート様は、農業や畜産をバカにしているのではないですか?
悪夢の民主党政権が、やらかした失政は山のようにありますが。宮崎の口蹄疫問題での後手後手の対応は、かなり大きな問題でした。愛媛県としては、獣医学部の新設は長年の悲願であり、安倍晋三元総理以前から、ずっと誘致活動をしていたのは、当時の愛媛県知事が国会で理路整然と、証言した通りです。正直、未来の政治学者や社会学者は、なぜマスコミがこんな魔女狩りのような報道を繰り返したのか、時代の空気が理解できないでしょうね。自分たちがええじゃないかや第二次大戦中の、民衆の異常な空気を理解できないように。
■不偏不党はウソです■
新聞記事の場合は、見出しは整理部という部署が専門につけています。このため記事の内容に比較して、乖離した内容であることが多いのですが。今回のこの記事も、その意味では少し、記者自身は良心が咎めているのが見て取れます。それが、最下位が東京大学で、合格率が60.9%だという情報を、つけたしています。実は東京大学は獣医師国家試験だけでなく、医師国家試験の合格率も、思ったより高くありません。
東大医学部と京都大学医学部が、この国の医学部の最難関大学であることは疑いないのですが。これらの大学は 研究をちゃんとやっているため、医師国家試験の受験対策が十分にやれていない面があります。2023年の医師国家試験、新卒者では合格率が94.9%でしたが。東大医学部は合格率90.8%、京大医学部に至っては合格率88.1%で、国立43大学中41位という数字です。うろ覚えですが、昔はもっと悪かった記憶があります。
マスコミは例えば、某私立医科大学が合格率で東大京大医学部を上回っても、そっちは積極的には報じません。そこ、初年度で支払う入学金と授業料の合計が1000万円を超える、まさに医師国家試験予備校みたいなもんだからです。ある程度の学力があれば、6年間 みっちり 受験対策をしている大学医学部の方が有利です。だから マスコミも、評価したくないんでしょう。でも、こういうときは合格率を言い立てる。そんなに加計学園が憎いのか。
この国を歪めてきたのは、関東大震災でも流言飛語を書き立てた、東京日日新聞の後裔たる、大手マスコミです。
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