化石賞とマスコミの欺瞞
◉また毎日新聞が、どこぞの民間団体が主催する化石賞について、大々的に取り上げていますね。国連気候変動枠組み条約第28回締約国会議(COP28)という、目立つ場でのパフォーマンス。昔だったら、こういう「海外様がお怒りじゃ〜!」の変形出羽守論法が、通用したのでしょうけれど。双方向のインターネット時代、専門家が容易に参加できるSNS時代には、もう通用しない手口です。
ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、堅頭竜類のパキケファロサウルスの写真です。頭が堅い恐竜の化石、と。
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■実はマッチポンプ賞?■
詳しくは、上記リンク先の全文を、ぜひお読みいただくとして。この化石賞なるものがバカバカしいのは、最大の二酸化炭素排出国である中国にはほとんど贈っていない、という点。ダブルスタンダードにも、ほどがあります。要するに日本は、こういう賞を贈られても殴り返してこないので、なめているわけです。はっきり言えば、卑怯者仕草。きちんと反論しない日本も悪いという意見もありますが、そもそも相手をする価値のある団体かといえば……。ペケッター上では、非難轟々の駄記事ですが、エビデンス付きで疑義を呈する人もいます。
けっきょく、左派系のマスコミがマッチポンプで騒いでいるだけ、というのが化石賞の現実かと。つまり、針小棒大に騒ぐマスコミの問題。マスコミが両論併記を貫徹するならば、日本の石炭火力発電の優秀さや、コンパウンド・サイクル発電の仕組み、安全性が高い第四世代原子炉などについての説明に紙面を割く方が、よほど読者も勉強になって、建設的だと思うのですが。ばかばかしい話ですが、こういう駄記事に冷静な反論や疑問が出る インターネット時代は、昭和の一方通行メディアの時代よりも、よほど健全だと思います。
■旧メディアにも変化が■
問題のルーツは、反捕鯨運動に対して、日本が狙い撃ちにされていた時代から、ずっとあります。日本も反論はしていましたが、マスコミが海外の主張と同調し、いつもの 報道しない自由を駆使していましたから。でも化石賞に関して言えば、時事通信社が疑問を呈する解説記事を、アップしています。
ふ・ざ・け・ん・な! ですね。何が日本に対し「世界にもっと貢献してほしい」ですか。キミらは、世界のために何の貢献をしてると言うのか? 日本は科学技術の面で、火力発電の二酸化炭素排出を軽減する技術を研究開発し、十分に貢献しています。一方で、中国にはNGO弾圧の可能性なんて、曖昧なもので批判の矛先を鈍らせているのですから、偽善者のダブルスタンダードです。よくこんなことを、恥ずかしげもなく言えますね。こんな団体を嬉々として取り上げるマスコミが、我が国最大の問題です。
■是々非々で論じる時代■
日本の左派系マスコミは、「原子力発電は悪、石炭火力発電は悪、再生可能エネルギー万歳!」の、結論ありきで報道していますが。アメリカのリベラルメディアを代表するニューヨークタイムズは、その点で是々非の評論を出しますからね。二酸化炭素を排出量を下げ、なおかつ安定した電力供給を実行しようと思えば、現時点では原子力発電しか、有効な選択肢がないわけで。左派系マスコミはすぐ、数字のごまかしで反論してきますが。ほぼ論破済みかと。
少なくとも現時点では、再生可能エネルギーはベースロード電源になり得るレベルにありません。「核廃棄物の最終処分が〜! トイレのないマンションで〜!」と、受け売り金太郎飴の反原発論者が必ず現れますが。核廃棄物はガラス固化して、深地下の岩盤層に封印で。貞子のように、放射性物質がズルズルと這い出してくるイメージを持ってるようですが。それって、日本の神道の穢れのような存在として、放射性物質を捉えている証拠。それは科学的な態度ではなく、情緒的な呪術です。議論になりません。
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