有酸素運動をすると筋肉が落ちる?
◉有酸素運動を増やすと、筋肉が落ちるのか否か? これは昔から、よく論点になっているのですが。個人的な経験としては、強度と頻度の問題であって、筋肉が落ちるほどの有酸素運動はできない、と思っていましたが。それがデータで裏付けられた感じですね。
ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、AIの筋肉イラストです。
◉…▲▼▲▽△▽▲▼▲▽△▽▲▼▲…◉
■原因はトレーニング量?■
詳しくは、上記リンク先の全文を、ぜひお読みいただくとして。現実問題として、ボディビルダーの多くが、コンテストに向けての激しい減量の中で、かなりの量の有酸素運動を取り入れていますから。ボディビルのコンテストは、ある意味で最も過酷な原料が強いられる面があります。階級制のスポーツ ならば、リミットまで体重が落ちればそれでOKですが。ボディビルの場合は、脂肪を削ぎ落として、筋肉が浮き立つまで、がっつり落としますから。ゴールが遠い。その場合、カロリー計算と有酸と運動が最大の武器になります。
要するに有酸素運動では、ウォーキングやランニングが中心になりますから、脚の筋肉を使った動作がメインになります。何しろ 足の筋肉は、大腿四頭筋から大腿二頭筋、内転筋、大臀筋、腓腹筋、ヒラメ筋と、どれも巨大な筋肉群ですから。そっちを重点的に使うと必然的に、上半身の筋肉の練習量が、減ってしまいがちになりますね。これは 逆説的に、減量期に入って有酸素運動を増やしている時は、脚部のパワー系トレーニングを減らし、その分を上半身に回した方がよさげ。
■原因は摂取カロリー?■
興味深いのはこちらのレポート。減量する場合、どうしてもカロリー制限がかかった状態で、トレーニングしますし。一般的に、通常の摂取カロリーよりマイナス1000kcalぐらいで減量に入りますから。筋肉量が落ちるのは、有酸素運動が原因というよりも、摂取カロリーの現象が大きな要因に思えますね。一般の人が、十分な カロリーを取って、ウエイトトレーニングと有酸素運動を組み合わせる分には、有酸素運動が筋肉を落とすということは、なさそうです。
筋肉のサイズが増えたと言っても、ボディビルダー的な意味での筋肉量アップなのか、ミドルパワー中心の一般的な球技などのスポーツ選手における筋肉量アップなのか、持久力系種目の選手における筋肉量アップなのか、もっと細かいデータが欲しいところではありますが。こちらも個人的な経験ですが、減量時期に筋肉の栄養の飢餓感のタイミングと、栄養補給のタイミングがうまく合うと、筋肉が増えることはありましたね。
■瞬発力も持久力も適度に■
競輪選手でも、長距離トレーニングで、ラストの追い込みの瞬発力が上がったりするトレーニング方法があったりしますから。瞬発力系と持久力系のトレーニングに関しては、まだまだ未解明の部分がありますね。本人の筋肉の質も千差万別ですし。瞬発力系のスポーツ選手でも持久力系のトレーニングを組み合わせることで体調が良くなったり、逆に持久力系の選手が筋トレすることで、体幹部が強くなったり。ゼロイチで、単純に割り切れるものではないのは、間違いないでしょう。
こうやって見ると、1日30分程度のウォーキングや ランニングを取り入れつつ、週2回の筋トレという、自分が大学生だった30年前から、経験則としてはそんなに変わっていませんね。自分たちが現役学生の頃は、ロング・スロー・ディスタンス(LSD)も取り入れていましたが。歩くよりもちょっと早いぐらいの速度で、2時間以上。結果的に体脂肪が10%を割り、外腹斜筋が浮き上がるぐらい、絞ったものですが。あれほどの強度は必要ないということで。腹八分目で健康ライフ、と。
◉…▲▼▲インフォメーション▲▼▲…◉
noteの内容が気に入った方は、サポートで投げ銭をお願いします。あるいは、下記リンクの拙著などをお買い上げくださいませ。そのお気持ちが、note執筆の励みになります。
MANZEMI文章表現講座① ニュアンスを伝える・感じる・創る
どっとはらい( ´ ▽ ` )ノ