望月衣塑子記者に社内から批判?
◉東京新聞の望月衣塑子記者が、社内からも批判されているようです。もともと、政治部の記者でもないのに、他の記者の領分までしゃしゃり出るため、不満を漏らす記者もいたようですが。YouTube番組キャスターと東京新聞記者の肩書を巧みに使い分け、ついに他の東京新聞記者の質問の機会を奪っては、批判もやむなし。日本のジャーナリズムの劣化の象徴。いや、もともと日本のジャーナリズムはその程度のものでしかなく、彼女によってその本性が可視化された、といったほうが良いでしょうか?
ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、メイプル楓さんのイラストです。
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■羽織ゴロの末裔■
詳しくは、上記リンク先の全文を、ぜひお読みいただくとして。日本の新聞は元々、薩長の藩閥政治に入れなかった不平士族が始めた側面があり。欧米のジャーナリズムとはズレていました。前田愛立教大学教授などの研究でも指摘されていますが、政治家のスキャンダルを元に強請りタカリをするため、羽織ゴロと呼ばれていました。ゴロとはゴロツキの意味で、羽織を着たゴロツキ。今ならスーツを着たゴロツキ、というイメージでしょうか? 原点は、イエロージャーナリズムなんですよね。
そもそも、江戸時代後期の文化年間(1804~1818)から幕末にかけて、神田で古本商を営んでいた須藤由蔵という人物がいました。古本屋としてはあまり繁盛しなかったのですが、江戸市中のうわさ話やゴシップを収集して、やがてそれを販売するようになりました。屋号から『藤岡屋日記』と名付けられたそれらの情報は、江戸時代の文化風俗を知る、貴重な資料なのですが。日本のジャーナリズムはそいういうルーツ。明治になって、急に西欧流のジャーナリズムが根付くはずもなく。
■政界へ進出か?■
2019年公開の映画『新聞記者』は、人気俳優を配置したのに、興行的には大失敗。日本アカデミー賞で作品賞を含む六冠というお手盛りで、他にも大量の賞をもらったにも関わらず、興行収入は6億円。もちろん、優れた作品でも興行収入が伸びないことはいくらでもありますが、本作はその内容通りの凡作、いや愚作でした。ある意味で、ここが望月衣塑子記者の人生のピークで、これ以降は弟にまつわるスキャンダルとか、雑誌の記事をそのまま引用して記者会見で質問するその薄っぺらい取材手法と、妙な仲間内の称賛が、疑問の目で見られることに。
新聞会のジャンヌ・ダルク、なんて呼ばれた望月衣塑子記者ですが。イヤあの、ジャンヌ・ダルクって最期にどうなったか、知っていますか? このまま行けば、そのうちどこかの政党から出馬しそうな感じですが、そこはリスクを取る気があるかは疑問。新聞記者という立場から、清二についてあーだこーだ言い続けるほうが、楽ちんですからね。でも、そういう昭和の手法って、あと10年も持たないと思いますよ? 日本映画のダメさ加減と『新聞記者』へのお手盛りについては、コチラのnoteを参照くださいませ。
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