苦味を抑えたゴーヤー
◉沖縄ではゴーヤーあるいはゴーヤ、鹿児島ではゴリ、実際にはゴイに近い発音で、ニガゴイと大隅半島では呼んでいましたが。一般にはツルレイシ、ニガウリというのが標準的な呼び名。昔は九州8のローカルな食べ物という印象だったんですが。すっかり、沖縄といえばゴーヤーという感じになりましらし、グリーンカーテンにゴーヤーの蔓、なんて家庭菜園も広がりましたね。
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子供の頃はこのニガウリが苦手で苦手で、好きではなかったんですが。ある時期から、いわゆるゴーヤチャンプル風の卵炒めが、美味しく感じるようになりました。ここらへん、なんだかんだ言っても隣県、食文化や方言に、類似点はあるんですよね。サツマイモも、鹿児島と沖縄ではカライモ(唐芋)と呼びますし。で、上京したら美味しい沖縄料理店が大塚や近所にあり、更に良く食べるように。田舎にはありませんでしたからね。
まぁ、酒を飲める年齢になると、ピーマンとかやはり苦みがある食べ物が、美味しくなるので。苦みがなくなることで、喜ぶ人も多いでしょうけれど、あの苦みが良いという人も多いでしょうから。悩ましいですね。ビールの苦みやコーヒーの苦味、秋の味覚の秋刀魚の内臓の苦みとか、それが美味さを際立たせる要素でもあるので。ゴーヤーの苦みもまた、魅力だと思うんですけどねぇ。
ゴーヤー自体は、緑黄色野菜に匹敵するビタミンCを含み、健康にも良い野菜ですし。ゴーヤー本でレモン2個分のビタミンってのは、かなりの健康食。日本人はビタミンが不足しがちですからね。ゴーヤーは成熟するとオレンジ色になり、種の周りの果肉が真っ赤になって、これはこれで甘かったりと、青いゴーヤだけ楽しむものでもないので、いろんな品種が出てくるのは、歓迎ですけどね。あのか効くだけを使ったデザートとか、そっちの開発もお願いしたいですね。あるいは、果肉が大きくなる品種とかも。
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