
春菊をちょこっとだけ残して迎えた朝には爽やかなごちそうが待っている。
鍋料理のエース具材である(と思っている)春菊。好きな野菜トップ3に入るほど大好きで、本当は一束を全部鍋にぶち込んでひとりじめしちゃいたいくらいだ。
でもそこは堪えて一株だけ取っておくのがマイブーム。翌日の胃袋を幸せな香りで満たすために必要なんです。
クリームチーズとバゲットのご用意を
ところで、レシピを開発する立場でもなく専門知識を発信する立場でもない素人の私がなぜ食について綴り始めたのかという話に触れておくと、私には食べるのがプチ苦痛だった時代があり、そんな私に食の楽しさを教えてくれた人たちの存在があり、食卓のあたたかみを知り、おかげさまで今は食にはまり込んでいるからである。
恥ずかしながら知らなかった料理も掘れば掘るほど出てくるため、レシピ本を読み漁るなどしておいしいもの探しに奔走する毎日。奥が深すぎて探究心が飽くことを知らない。こんなにハマるとは食の恩人たちも想像もしていなかっただろうな。
春菊とクリームチーズのディップは、そんなおいしいもの探しの日々の中でChatGPTが教えてくれたレシピだ。ということは、きっと世界のどこかにこれをインプットしてくださった人がいるのだろう。ありがとうございます。


たぶんもう、ルームフレグランスなど要らないのだ。春菊を刻んだ時から頬張った後まで爽やかな香りがふわっと鼻腔を満たしてくれる。一度この癒し効果を知ってしまったら、鍋料理に溺れさすのがもったいないとすら感じるレベルだ。
生野菜サラダが得意ではない私がおいしく食べられたので、春菊さえ嫌いでなければきっと大丈夫です。
冬も終盤、“翌日ディップ”の未練に縋り付いて私はまだまだたくさん鍋料理を作るだろう。夫がうんざりしない程度にしないと…アセアセ。