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#2 失敗しないデリ風オムレツ
今日は具体的なレシピというよりは人気のオムレツの作り方のコツをお教えしましょう。
お客さまに選んでもらうためにこのご時世、少なからず ″映え″ というものもキーワードになってきています。
お客さまに頂く口コミ(タスカジでいうとレビュー)には写真も添付できるので実際に料理する人の作り出す味がわからない段階で仕事を依頼してみたいと思わせる決め手として写真の印象というのはすごく大切になります。
オムレツは一見デザートのようにも見えて可愛い。コツさえ掴めばほぼ放置でできる料理なので重宝します。
家事代行で時間内により多くの料理を仕上げるためにはこの放置でできる料理を上手にメニュー組み込む事が必要不可欠。
それでは行ってみましょう。
〈材料〉
●卵 5個程度
●お好きな炒めた具材 適量
(多すぎてはダメ。多くても卵に対して1/3くらいの量で。)
簡単に具材の例をお伝えします。
⭐︎洋風の場合
細かく切ったトマト、ズッキーニ、パプリカ、玉ねぎ、じゃがいもをコンソメ炒める。卵に溶いてから牛乳大さじ2、粉チーズ大さじ1程度いれる。
⭐︎和風の場合
水切りしたお豆腐と細かく切ったにんじん、椎茸、いんげんをごま油で炒めてから醤油、酒、出汁の素、味醂で調味し煎りどうふを作る。卵に溶く。
⭐︎中華風の場合
ネギ、チャーシュー、ニラ、エビなどをごま油で炒めて中華だしとオイスターソースで調味し卵に溶く。
テフロンのフライパンを用意。
①フライパンに多めに油をひく。強火にかける。これくらい。↓
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②しっかり熱くなったフライパンに一気に卵を流し込みます。(この時しっかりフライパンが温まっていれば卵を入れた時とじゅ〜!と音がします)
③卵の縁にのみ火が通って縁取りができたところで(これくらい↓)蓋をして一気に弱火に。
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④蓋をしたらひたすら待つ。とにかく待つ。動かさない。
⑤外側から火が通っていくので10分くらいしたら一度しっかりフライパンから剥がれるかフライパンを揺らしてチェック。
(剥がれないようなら菜箸で縁をぐるっと線をつけるように剥がしてから1度強火にします。改めて型をつけるイメージ)
⑥真ん中まで火が通ったら、まな板をフライパンの上に蓋をするように乗せて一気にひっくり返す。
⑦フライパンが汚れていれば一度洗って油も引き直して先ほどの卵をひっくり返した状態からスライドしてフライパンに戻す。
⑧また最初だけ強火で1分くらいしたら弱火にして3分ほど待ってから表面に程よく焼き色がつくように強火にして1分ほど。今度は蓋なしです。またフライパンの上に蓋をするようにまな板を乗せてひっくり返す。
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⑨このようにケーキ状に焼きあがれば大成功。
完全に冷めてから切り分ける。
ケーキのように切ると朝ごはん用、お弁当用が必要だったら四角に切るなど用途に応じて切っていきます。
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こんな感じに切るとキッシュっぽくて可愛い。
最近は細めに切るのも自分の中で流行っています。
ちなみに今回は、牡蠣、ほうれん草、長ねぎ、味付けは中華風にしました。
めちゃくちゃ見た目は洋風ぽいけれど。。
というわけで作り方さえ覚えれば具材はなんでもok。キッシュよりお手軽で簡単に作れます。
テフロンのフライパンさえあればこのやり方でおそらく失敗はないかと思います。
自分自身がスパニッシュオムレツを焼こうとして何度も失敗して。。(相当色んなレシピ見て勉強したけどいつもダメだった。)
お店をしていた時に1人でたくさんの品数を作らねばいけないという場面が多く、試行錯誤して時間がかかっても必ず焦げずにうまくいくやり方を色々試して編み出した作り方です。火加減だけなんです。
ポイントは。あとは動かさない。放置すること。
ぜひ作ってみてほしいです。
炒める段階で具材の味を決めてしまえば卵に入れてからも美味しいです。
自分の美味しいと思う感覚を大切に。
家事代行で伺う場合、お家に到着するまでどんな道具があるかわかりません。
この料理の場合、きちんと剥がれてくれるフライパンが必要です。鉄のフライパンしかないご家庭も多くそういう時は結構困る事も。
油を馴染ませるのになかなか時間がかかって冷や汗。。という思いも何度かしています。
どんな場所でも道具でもしっかりご希望のものを作れるように日々精進ですが。