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第7首:故障する 10年選手の 家電たち あちこち痛む 我が身に重ね


連鎖する家電の故障

冷蔵庫の製氷機が壊れたので100円ショップの製氷皿でしのいでいたものの、冷蔵室の温度調整もなんだか微妙な感じ。購入日を調べると10年を過ぎていました。思い返せば、友達からもらったデロンギのコンベクションオーブンもタイマーが効かなくなっていたし、HITACHIの洗濯機も洗濯時にカタカタと音がするようになっていたし、ティファールのコードレスアイロンも接触部の不具合で何度も刺激しないとONしない…。半死半生の家電たちをどうにかごまかしながら使い続けてきたのに、「ついに寿命かなぁ」と思っていたところで近所にある大型電気店閉店セールとのこと。軽い気持ちで出かけたら、店内の商品に貼られた派手な『閉店特価』のPOPが、まるで居酒屋の店主手書きのメニューのように見えてきて、あれもこれもと欲しくなり…結果、我が家の家電が一斉リニューアルされました。

こんな感じで、買い替えるタイミングを同時期にするから寿命が尽きるのも同時期になってしまうのでしょうか。家電ってひとつ不具合を起こすとあれもこれも…ってなりませんか?どうんなに丁寧に使って寿命を伸ばそうとしても、経年劣化は抗えないのでしょう。定期的なメンテナンスで長持ちはするのかもしれませんが、家電を定期メンテする機会というのはほとんどありません。せいぜいエアコンのクリーニングを頼む程度です。

自分のカラダも家電と同じ。経年劣化に抗えない

家電は買い替えで済みますが、自分のカラダはそうはいきません。経年劣化は確実に起こしていますし、どんなに気をつけていてもあっちこっち不具合を感じるようになることは避けられません。
身体を動かしたり、サプリを飲んだり、添加物を避けて手作りを心がけたり…いろんなメンテをしているつもりですが、新品同様に戻ることは無く…とりあえず、カラダにイイコトをしている気持ちになるしか不具合を忘れる方法はありません。
 
更年期は男性にもあるそうですが、私たち女性にとっては、自分のカラダの変化を肌身で感じ、経年劣化を否が応でも受け入れざるを得なくなります。私の場合、まずは体の節々に違和感を覚えるようになりました。朝起きた時の手指の違和感。スムーズにグーができない。パッと体を起こせない。潤滑油を差し忘れた機会のようにギシギシいっている感覚です。ほかにも、すぐにつまづくとかぶつけるとか。どんなに遅く布団に入っても朝陽が出る前に目が覚めちゃうとか。急に汗ばんでのぼせたり、めまいがしてクラクラする。爪が折れやすくなったり、洗髪時の抜け毛の量がハンパないとか…。気になることを挙げたらきりがありません(涙。

50年以上使い続けたんですから『私のカラダ』という機械があちこちに不具合を起こすのも当然です。気に入らないから買い替える…というわけにはいかないので、ごまかしごまかし使い続けるしかありません。
新調した家電たちを前に、「私のカラダも新しいものに買い替えたいわ~」とため息をついています。どこまで使い続けられるのやら…。

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