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それでも、心臓は動いている。

…胃腸炎を拗らせてしまった。
だいぶ長かった。完治までに数週間はかかった。
自分の回復力のなさにちょっぴり情けなくなる。

しばらく文章を書くことも難しかったので
久しぶりに文章を綴れることがうれしい。
こういうとき、健康の大切さと
自分が本当にしたいことが改めて分かる。

ごはんを食べれば、腹痛に襲われる。
そんなだから、なにかを口にするのが怖くなる。

なのに、お腹はすく。
美味しそうな料理YOUTUBEを見ては
「元気になったらこれ食べたいな…」と思いつつ
経口補水液をちびちび飲みながら気を紛らわす。

食事が怖い、けど美味しいものを食べたい。
そんなアンビバレンツな気持ちになった。

私は偏食で少食で。
食べることがあまり好きではなかったと思っていたけれど
本心は食事を楽しみたい願望があるようだ。

絵を描きたい。
文章を書きたい。
美味しいごはんを作って食べたい。
散歩したい。
トレーニングしたい。

ほぼベッドで過ごす中で、
感じた願望は、本心で自分がしたいこと。
やっと元気になって自分の気持ちをまたひとつ知れた今、
できることから叶えてあげている。

熱が出たりすると 気付くんだ 僕には体があるって事
鼻が詰まったりすると 解るんだ 今まで呼吸をしていた事

君の存在だって 何度も確かめはするけど
本当の大事さは 居なくなってから知るんだ

『supernova』 | BUMP OF CHICKEN

私の大好きなBUMP OF CHICKENの楽曲。

元気なときは、健康のありがたみを忘れてしまう。
感謝すべきこと・幸せなことが
油断すると"当たり前なこと"になってしまう。

だから書き留めて、読み返して。
"当たり前なこと"にならないようにしたい。

今日は、辛いとき経口補水液を買ってきてくれた恋人に
小さなプレゼントを買いに行こう。

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