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ゴールド高騰の背景にあるもの(11/26更新)

このところ金相場が高騰している。特に3月に入ってからの上昇が目立つ。インフレ懸念とか、地政学的リスクを反映してとか、いろいろ言われている。

金/米ドル 週足

私が購読している田中宇氏の国際ニュース解説(https://tanakanews.com/)でもこの件が取り上げられている。残念ながら有料記事なので、そのままここに掲載するわけにはいかないが、公開されているヘッドラインは以下の通りである。

金地金の高騰
 【2024年4月9日】金相場が延々と2000ドル以下に戻されることはもうない。上昇傾向が続く。今後、米金融界がドル防衛策としてまた金暴落を誘発するかもしれないが、それは起きても一時的なものになり、暴落前よりも高値に戻る。金相場は、長年の抑止から解放されたと考えられる。

田中宇の国際ニュース解説 「金地金の高騰」 

かいつまんで言うと、アメリカ政府や金融当局は今まで株や債券の価値を守るために意図的に金の価格を下げるようなことをやってきたが、アメリカの覇権低下と中露など非米諸国が力をつけてきたことで、どうやらそれも限界に近づいてきているらしい。

ゴールドだけでなく、国際情勢の見方がおもしろい。既存メディアがあまり言わないことに切り込んでいるので、試しに読んでみるのもいいのでは? もちろん、彼は神様ではないので予想がはずれることはある。あくまで参考に。
◆は有料会員限定記事。会費は半年でわずか1500円だ。こんなにコスパがいいメディアもそうそうないと思う。

最近の記事一覧

最近の有料記事より以下引用(11/26更新)

【2024年11月21日】米大統領選挙前から2週間急落した金相場は、今週に入って急反発している。中国勢が中共の指示のもとで買いを入れ、2週間の下落傾向を反転させた観がある。

金相場の主導権も中共に移っている?

【2024年10月24日】中露がBRICSを率いて金地金の現物を買い漁る勢いを増大し、米欧の銀行群が続けてきた信用取引の売りによる金相場の上昇抑止策を上回る上昇力を金相場に持たせ、信用売りを破綻させて米欧の金融危機を誘発し、ドル基軸や債券金融システムを壊して米覇権を潰し、覇権を多極化して世界経済の中心を非米側に移す策略を始めた。

中露が金地金で米覇権を倒す

【2024年10月16日】中国勢はLBMAから離脱することで、英米の言いなりになって金相場の抑止に加担させられることをやめ、金価格の決定について英米と対等な発言力を持つようになった。中国の作戦勝ちだった。LBMAは中国の要求を受け入れるようになり、金相場の抑止力が低下し、上昇傾向が強まった。それが、今の金高騰の裏にある要因と思われる。

金地金高騰の背景

【2024年10月10日】米政府は2020-21年にコロナ対策で財政赤字を急増した。コロナが終わった後、米政府は景気対策などとして財政赤字をさらに増やした。不透明な財政構造を使い、増加分の一部を金融市場への資金注入に回し、QTで減った資金注入を穴埋めしている。財政赤字の増加分の1割を金融市場に注入するだけでバブルを維持できる。15%(3兆ドル)ぐらい注入すれば、株の最高値を更新し、債券金利や金相場の上昇も抑止し、絶好調な金融状態を演出できる。

金融バブル延命の仕掛け


田中さんの文章は長いので、老眼の私は読むのに苦労する。
そこで、文章を「SPEECHGEN.IO」というサイトで音声化し、散歩などの隙間時間に聞くようにしている。これなら10分ぐらいで聞ける。
サイトURL: https://speechgen.io/ja/

変換精度・音声品質はかなり良い。長い文章を入力する場合は有料となる(従量制)。


ゴールドETFについて(11/26追記)

長期的には上昇を続けているので、下がったら買うのを継続し、積立て投資している。1株から購入できる。よくわからない個別株を買うよりはリスクは低いと思う。

純金上場信託(東証1540)日足チャート

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ゴールドに関する記事。文章をSPEECHGEN.IOで音声化。
出典はZeroHedge ( https://www.zerohedge.com/)など。


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