誰かに会いたいと思ったら、すぐに会ったほうがいい

もう今年も終わろうとしている12月30日。

今日、中学時代の友人に久しぶりに再会した。

クラスはバラバラだが部活が一緒だった仲良し4人組で、中学時代のかなりの時間を一緒に過ごした。

毎日会っても話が尽きなくて、いくらでも一緒にいられると思った。

でも高校にあがるとき、私たちはそれぞれ違う道へ進んだ。仲がいいとはいえ学力には差があるから当たり前っちゃ当たり前だ。

それからはお互い地元でなんとなく存在は認識していたが、きちんと会うことはなくて気が付けば卒業から9年近くが経っていた。

なぜ久しぶりに会うことになったのかは割愛するが、結論から言えば、今日みんなに会えて本当によかった。

それぞれが歩んできたこれまでのことを話して、最近の自分がいかに狭い視野で生活していたかを思い知れた。

昔から周囲に真面目だと言われ、学校の規律を守る優等生が得意だった私は、勝手に自分の進路に関するあらゆる選択が「正解」を選んでいるような気持ちでいた。

そんなこと全然ないのに。

大人になってから、新しく出会う人には心のどこかで自分を何者と見せようかと意識してしまったり、相手のことを肩書きや所属組織などの先入観ありきで見てしまうところがあった。

これはみんなもあるんじゃないかな。

ただ、今日再会したあの子たちは、純真だった中学時代に何の利害関係も先入観もなく、ただ好きだったから仲良くしていた子たちだ。

そんな友人らがこれまでの人生を語るのを聞いていて、ふと「私は誰のためにこの道を歩んできたのだろうか?」と思った。

常に人からの評価を気にして、自分の意志で選んできたと思い込んでいた進路は、果たして本当に自分のやりたいことだったのだろうか。

目の前に100の分かれ道があったはずのに、勝手に10しかあり得ないと信じ込んで選択肢を絞っていた。

とある同級生の話で、その子は一度就職したものの新たな道へ進むために地方の大学へ再入学して、今必死に勉強しているという。

当時そんなに目立つ子ではなかったが、それほとまでに信念を持って今を生きてる友人のことを聞いて胸を打たれた。

自分の仕事の話で言えば、営業が偉くて事務は第二線、ストレスに追われてわーわー言いながら日々をやり過ごすのが一番かっこいいと信じていた。なんて偏った思い込みで、なんて視野が狭かったんだろう。

生きていく中で何を大切にしたいか。プライベートを主軸に置きながら、仕事を精一杯頑張るやり方もある。

大人になる過程でいらぬ装備をいつの間にかたくさん背負ってしまっていた。そんな自分をかつての友人たちに気付かせてもらった。

あとはここから一歩踏み出す勇気。

会いたいなと思う人がいたら、ためらわずに連絡してみたらいいと思う。

そういう時はきっと自分の中で何かを迷っている時で、人に会えばきっとヒントが得られる。

今日はありがとう。またご飯行こうね。

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