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8/2日本経済の歴史的株安について

大きな要因は米国経済の景気後退が懸念されていることだ。今までの株式市場は景気が良いという前提があり、ある種楽観的な考えで動いていた。
それを変えたのが、米国の失業者数が増えたというデータである。

FRBはインフレを抑えるために政策金利をあえて高金利で留めていた。それは失業率が低いから景気も良いという考えがあったからだ。

その根底が覆ったタイミングで日銀が利上げを発表した。日銀が利上げを発表したのは、円安が加速していることが要因として挙げられる。

為替介入もその場しのぎにすぎず、国債購入の減額では対応出来ないと考えてだろう。
実際その通りに為替は円高に動いているが、金利上昇の恩恵を受けるはずの銀行株も下落した。

貸し出し金利が増えて利ざやが増えても、景気が悪化して銀行からお金を借りなければ意味がないということである。米国の景気悪化は日本経済の景気悪化に繋がるからだ。

今後はインフレよりも景気が悪化するかどうかに注目が集まっている。本日夜に発表される米雇用統計が米国だけでなく、日本の株式市場にとっても重要な指針になりそうだ。

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