全ては完璧だからと電車の中で

｢大丈夫。全ては完璧だから｣

電車に乗ろうとしたら人身事故発生のアナウンス。しかし普通に座って電車に乗りたかった朝の話。

用事があって電車に乗ったら、人身事故の影響で運休の区間が。降りたい駅まで行けずに終点が途中駅までになってしまった。

もし人身事故がなかったら、特急乗って10分ちょっとしたら次の駅で多くの人が降りるから電車に座れたんだけどなんて思った。

とりあえず途中駅までの電車に乗るが、何度も停止信号で止まる。

そんな状況でも ｢大丈夫。全ては完璧だから｣ と思い浮かべる。

乗換案内を開いて改めて経路を調べる。

私が行きたかったところは2駅から行かれることが判明。
もう一つの駅を目指して別の電車に乗れば40分くらいで着く。
ちなみに人身事故がなかった場合も乗車時間は40分くらい。

もうひとつの駅を目指して別の電車に乗り換える。
振替輸送で混雑するかと思いきや、そこまで混んでいない。でも座れなかったので、この先40分立つのはしんどいかなと考える。

｢大丈夫。全ては完璧だから｣
という言葉が頭に浮かぶ。

そうしたら次の駅で目の前の人が降りたので私は座れた。40分間座って過ごせた。

｢やっぱりこれで完璧｣
そう思った。