青森県の義経寺
青森県の義経寺は、源義経にまつわる伝説が深く根付いた歴史ある寺院です。津軽半島の外ヶ浜町に位置し、雄大な津軽海峡を見下ろす高台に佇んでいます。
義経寺の歴史と伝説
源義経は、奥州平泉で自刃したとされていますが、義経寺には、義経が平泉での戦いに敗れ、頼朝に追われながらこの地まで逃れてきたという伝説が残っています。そして、荒波を越えて北海道へ渡るために観音様に祈りを捧げた場所とされています。
この伝説に基づき、円空が義経の霊を弔うために観音像を彫り、小さな堂を建てたのが義経寺の始まりとされています。
義経寺の特色
円空仏: 本堂には、円空が彫った木彫りの観音像が安置されており、青森県重要文化財に指定されています。素朴ながらも力強いその姿は、多くの人々を魅了します。
津軽三十三観音霊場: 義経寺は、津軽三十三観音霊場の19番札所でもあります。
神仏習合: 本堂だけでなく、観音堂、弁天堂、金比羅、堂阿弥陀堂などが並び、神仏習合の様相を呈しています。
厩石: 寺の前には、義経が馬を繋いだといわれる厩石が残っており、歴史を感じることができます。
絶景: 寺からは、津軽海峡を一望できる雄大な景色が広がります。
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