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アート巡り「香川県 直島」赤かぼちゃは、フェリーおりてすぐ、黄色かぼちゃは4km南だったサイクリング

香川県直島の「赤かぼちゃ」は、世界的に有名な現代美術家、草間彌生さんの代表作の一つです。直島を訪れる人なら誰もが一度は目にする、島のシンボル的な存在となっています。

フェリーをおりてすぐの公園にあります。「赤かぼちゃ」は、世界的に有名な現代美術家、草間彌生さんの代表作の一つです。中に入ると壁は真っ黒で丸い窓から外が見える不思議な空間でした。

直島の見どころ

家プロジェクト「南寺」


不思議な感覚になります。光と影の変化を感じながら、自分自身と向き合うことができる静寂な空間です。光と闇はこの世界の成り立ちの象徴でしょうか。いろいろとインスピレーションを感じさせる場所です。直島の「家プロジェクト」は、古民家を改修して現代アート作品として再生させるという、ユニークな試みです。その中でも、「南寺」は、安藤忠雄氏設計による建築と、ジェームズ・タレル氏の光をテーマにした作品が融合した、非常に印象的な空間となっています。かつて寺があった場所に建てられた「南寺」は、歴史と現代アートが融合した独特の雰囲気を持っています。コンクリート打ちっぱなしのシンプルな外観と、内部の空間構成が見事です。日常生活にはありえない環境の中で神秘的で感動的な体験を与えてくれます。


人の顔をした根、、不思議です。南寺のすぐ横です。


「護王神社」

香川県直島の家プロジェクトの一つである「護王神社」は、現代美術家・杉本博司氏によって再建された神社です。古くから直島の人々の信仰の対象であった護王神社を、杉本氏が現代的な視点で再解釈し、伝統と現代が融合した独特の空間を生み出しました。
杉本氏は、護王神社の再建にあたって、古代の日本人が神聖な場所として捉えていた自然や石を意識しました。そして、本殿と拝殿をシンプルで美しい形にまとめ、地下には巨大な石室を設けることで、神聖な空間を創り出しています。
本殿と拝殿: 伊勢神宮を参考に、シンプルで荘厳な造り。
石室: 地下にある巨大な石室は、暗闇の中に光が差し込み、神秘的な空間となっています。
本殿と石室を結ぶガラスの階段は、地上と地下を繋ぐ象徴的な存在です。
海辺のすぐ近くで波音が聞こえて周囲の自然と調和し、静寂な空間が広がっています。


3枚の正方形

アメリカ出身の彫刻家、ジョージ・リッキーの作品です。ベネッセアートサイト直島に設置されており、風を受けてゆらゆらと動くその姿は、見る人を穏やかな気持ちにさせてくれます。巨大な三枚のステンレス製の板が、風を受けてゆっくりと揺れ動きます。その動きは、まるで生きているかのように自然で、見る角度によって様々な表情を見せてくれます。ジョージ・リッキーは、彫刻作品を動かすことで、自然との関係性を表現したいと考えていたようです。



「見えて/見えず 知って/知れず」ウォルター・デ・マリア

デ・マリアは、この作品において、大地や光といった自然と作品を一体化させることを目指しました。磨き上げられた黒い球体には、周囲の風景や空が映り込み、まるで自然の一部であるかのように溶け込んでいます。季節や時間帯によって変化する光によって、球体の表情も刻々と変化し、見る者を飽きさせません。
作品を構成する2つの球体と木彫は、一度に全てを視界に収めることはできません。鑑賞者は、作品の中を歩き回り、様々な角度から鑑賞することで、作品全体を把握していく必要があります。この過程で、鑑賞者は作品と対話し、自分自身の感覚を研ぎ澄ましていきます。

「直島のベネッセ美術館に安藤忠雄が創った入口の階段は、階段というより、海辺に盛りあがる小さな山のようだ。
この山のなかに、洞窟やほら穴のような雰囲気につつまれた長方形の部屋がある。
そのような場所で目にするものは、けっして忘却されるべきではない。」
(1993年3月《見えて/見えず 知って/知れず》プレスリリースより デ・マリアの言葉)


「茶のめ」

禅僧の仙厓の言葉「これ食ふて茶のめ」にヒントを得て制作されたこの作品は、禅問答のようでありながら、アートを気軽に楽しむことを促しているようにも感じられます。

仙厓和尚の言葉「これ食ふて茶のめ」は、一見すると日常的な行動を述べているように思えますが、禅の教えが込められた深い意味を持つ言葉です。
文字通り解釈すると、「これを食べて、お茶を飲みなさい」という意味になります。
禅では、悟りの境地を「円相」という円で表すことがあります。仙厓和尚は、この「円相」を饅頭に見立て、「これ食ふて茶のめ」とユーモラスに表現したと考えられています。悟りの象徴である「円相」を、日常の食べ物である饅頭に置き換えることで、悟りは特別なものではなく、日常生活の中にこそあることを示唆しています。また、「茶のめ」という言葉には、一服して心を落ち着かせ、悟りを求める姿勢が表れています。
この言葉は、私たちに「日常の何気ない出来事の中に、悟りのヒントがある」ということを教えてくれます。忙しい日々を送る中で、立ち止まって一息つき、身の回りのものに意識を向けることの大切さを教えているのです。


文化大混浴(直島のためのプロジェクト)

お風呂があり、その周りに人と思われる石の彫像が並ぶ不思議な空間。普段はお風呂には蓋がされていて入浴には予約が必要と思われます。
「文化大混浴 直島のためのプロジェクト」は、蔡國強による壮大なアート作品です。この作品は、単なるお風呂ではなく、現代社会における文化の多様性や、自然との共生といった深いテーマを孕んでいます。
蔡國強は、この作品で20世紀という激動の時代を表現しました。ジェットバスや太湖石など、現代的な要素と伝統的な要素が混ざり合い、文化の多様性を象徴しています。同時に、自然の中に人工物が置かれることで、自然との共生というテーマも浮き彫りになります。
この作品は、単に鑑賞するだけでなく、実際に湯に浸かることで、アートを五感で体験できる点が特徴です。漢方薬を使ったお湯にゆっくりと身を任せ、自然の音に耳を澄ませながら、自分自身と向き合う時間を持つことができます。
2020年からは、入浴体験だけでなく、更衣小屋のリニューアルも行われました。更衣小屋には、蔡國強が描いた龍脈図や、作品制作の様子を記録した写真が展示され、作品の世界観をより深く理解できるようになっています。
更衣小屋の窓からは、瀬戸内海の美しい風景が広がり、自然と一体になった空間で、心身のリラックス効果も期待できます。
夏の天気のいい日に一度、入浴体験してみたいなあ。





ベネッセハウス
安藤忠雄設計の美術館とホテルが一体となった複合施設です。自然光を取り入れた空間で、現代アートを鑑賞できます。宿泊も可能で、アートに囲まれた贅沢な時間を過ごすことができます。



地中美術館
安藤忠雄が設計した地下美術館で、自然光を取り入れた空間で、クロード・モネ、ウォルター・デ・マリア、ジェームズ・タレルなどの作品を鑑賞できます。

南瓜(草間彌生)
直島のシンボル的な存在である、草間彌生の「南瓜」。島内の様々な場所に設置されており、フォトスポットとしても人気です。
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家プロジェクト
古民家を改修したアート作品で、各家に個性的なアーティストの作品が展示されています。

本村地区
古民家や町並みが残る本村地区は、歴史と現代アートが融合した独特の雰囲気を味わえます。


宮浦港
直島の玄関口である宮浦港。フェリーの発着地であり、港周辺にはレストランやショップがあります。

瀬戸内国際芸術祭
3年に一度開催される瀬戸内国際芸術祭では、直島も会場となり、新たなアート作品が島に誕生します。

直島を楽しむポイント
季節: 各季節で異なる魅力があります。春は桜、夏は海水浴、秋は紅葉など、四季折々の自然とアートを楽しめます。
交通: フェリーで島へ渡り、島内は徒歩、自転車、レンタサイクルなどで移動できます。
宿泊: ベネッセハウスをはじめ、様々なタイプの宿泊施設があります。
食事: 島内には、カフェやレストランが多数あり、地元の食材を使った料理を楽しむことができます。
その他
アート以外の魅力: アートだけでなく、美しい自然や歴史ある街並みも楽しめます。
イベント: 定期的にイベントが開催されるので、事前に情報をチェックすると良いでしょう。
直島は、アートだけでなく、自然、歴史、食など、様々な魅力が詰まった島です。ぜひ、一度訪れて、自分だけの直島を見つけてみてください。

直島、サイクリングしてみました↓↓↓



ちなみに黄色いカボチャは島の南、ここから4kmぼとにあります。自転車なら便利。そこまでの道にはいくつかの美術館があるのでぶらぶら歩いていくのもよいかと思います。





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