ハリウッドで働くための超基本|ハリウッド流仕事の教科書 第0/6話
ハリウッドの現地スタジオで映像プロデュースに携わる筆者による、映画ビジネスの教科書、全6回の導入編(第0/6話)。初出はmofi 010号。
ハリウッド・映画ビジネスの基本
今号の自身の活動記のトピックを何にしようかと考えていたところ、筆者自身も経験した「アシスタント」という仕事の内容と、その中に潜むハリウッド・ビジネスの特徴について言及したいと思いました。
ところが、アシスタントの仕事について解説するには、その上司である「エグゼクティブ」という立場の職域や特徴についても説明しなければならなくなる。まったく、どこかにこうしたことを包括的に解説している日本語文献はないのでしょうか。いや、ないからMOFiをはじめたわけですね。面倒なものです。いや、頑張らねば。
そこで、次号から計6話(予定)に渡って、僕の活動記とは別で、『エグゼクティブとアシスタント』と題した連載枠を設けることにしました。トピックは下記の通りを予定しています。
第1話:「アシスタントの業務内容」
第2話:「『債務を全うする』働き」
第3話:「アシスタント業務の詳細と実例(前編)」
第4話:「アシスタント業務の詳細と実例(後編)」
第5話:「エグゼクティブの一日」
第6話:「日米比較とまとめ(仮題)」
はじめの2話分で可能な限りアシスタント業務の特徴をまとめ、3話目と4話目ではアシスタントの具体的な業務内容に1つ1つ触れていきます。転じて第5話ではエグゼクティブの定義と仕事の仕方についてご紹介。
最後は、ハリウッドで最も基本的な上下関係である「エグゼクティブとアシスタント」が生むビジネスのダイナミズムについて、可能であれば日米の慣習を比較しつつ考えていこうと思います。
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