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10名になったLayerXデザインチームをFact Baseに振り返りつつ紹介する
こんにちは!
希望あふれる優しいデジタル社会を、未来に残したい千葉です。
「すべての経済活動を、デジタル化する。」をミッションに掲げるスタートアップ、LayerXでBrand Experience(BX)デザイナーとして働いています。
私は2021年8月に入社しました。当時、デザイン職種としては3人目のメンバーでしたが、この秋、デザインチームの所属メンバーがなんと10名!になりました!(めでたい!🎉)
個人個人の発信が盛んなLayerXですが、少し俯瞰して『長期の時間軸/全体感を追ってみるとどんな感じなんだっけ?』という切り口に対しては、デザインの分野ではあまりみなさんにご紹介できてない・自分自身整理しきれていないなと思ったので、これを機にチームメンバーの変遷と担当範囲、メンバーが増えたからできたこと、逆に表出した課題などを、LayerXやプロダクトの成長と合わせて、振り返りたいなと思います。
こんな方におすすめ
🙆 他社のデザインチームが、どのように拡大したか気になる
🙆♀️ チームサイズを大きくするときに、どんな問題が起きたのか事前に知りたい
🙆♂️ 自社の状況だと、どこの人員を増やすのが適切か考えたい
ぎゅぎゅっとハイライト
3名のときにできたこと(2.5年前)
- 複数のプロダクト、所属組織を横断して制作を受け持つことで、いろんな分野のクリエイティブを作れた/経験できた
- 色々なツールや環境を試せた(😊最低限のチェックはありつつ)。かなりのNoじゃなきゃGo
10名になってできるようになったこと(今)
- 【UI/UX】プロダクトごとの担当がつき、分業/深化ができるようになった
- 【コミュニケーション(マーケ)】少し余裕が生まれ、各クリエイティブで以前よりも創意工夫ができるように
-【ブランド/他】かたちになりにくいものへの投資(ブランド/EX)
-【全社】デザイン原理原則などの社内展開
-【全社】社内メンバーからの素朴なリクエスト(Design Wishlist)に答えられるシステムと人員、仕組みの整備
-【採用】発信、イベントの企画、カンファレンスへの参加
気づいていないだけで他にもあると思いつつ、私が所属している約2.5年でこんな変化がありました!🐹
会社の変化
まず初めにLayerXの紹介を軽くさせてください!
LayerXは、2023年8月1日に創業5周年を迎えたスタートアップです。創業時から複数プロダクトを意図的に提供しており、部署でサービスを区切るのではなく、データを中心にサービスを統合しています。
2018年8月の創業から数々の挑戦を経て、現在は以下の3つの事業と複数のプロダクトを提供しています。
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直近の大きな動きで言うと、11月9日に新しい事業部「AI・LLM事業部」を設立しました。大規模言語モデル(LLM)を用いたR&Dを推進する組織LLM Labsと、プライバシー保護ソリューションを提供するPrivacyTech事業部が存在していたのですが、より強力に事業を推進するために統合したかたちです。
このように、5年という期間の中で、(内部にいる人間からしても)かなり早いスピードで意思決定と組織改変が行われ、プロダクトがリリースされています。
そんなLayerXのあゆみと、社員数の増加傾向をグラフにしてみました。(※なるべく正しい数値を持ってきたつもりですが、多少ブレがあるかもしれないです🙇)
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私は2021年の8月に入社したので、大体30〜40くらいの組織サイズでした。2年くらいしか経っていないのですが、「結構増えたな〜(うれしいな〜🎈)」と思っています。
デザインチームの変化
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プロダクト/従業員数の変化のグラフに、デザイナーのジョインタイミング🥳 を重ねていきます。大体こんな感じで、2023年10月の段階で10名の大台に乗りました!うれしい〜。
コミュニケーションデザインは主に各事業部で提供しているサービスのマーケティング活動に関わるクリエイティブを担当しており、ブランドエクスペリエンスデザインは企業(LayerX)側のブランド、クリエイティブを担当しています。図にするとざっくりこんな感じです。
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それぞれ担当プロダクト・担当範囲はありますが、プロダクトデザイナーが広報のヘルプをしにきてくれたり、マネージャーがUIデザインをしていたり(???)と、事業部やプロダクトの状況の変化に柔軟に対応しています。
また、メインの担当範囲以外にサブでプロジェクトを持っているメンバーも多く、得意なこと・活躍できると思っていることにそれぞれ手を上げて取り組んでいます。
私が他社さんのデザインチームの構成とか知りたい!とよく思うので、結構細かく書いてみたのですが細かすぎたかもしれません…😂
メンバーが増えて変わったこと
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改めて整理した図を思い出と共に振り返ると、2023年1月にデザインマネージャーが入社してから採用が一気に加速したなと思っていて(ありがた〜)。それまではこんな感じで、
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法人支出管理SaaS「バクラク」シリーズの3プロダクト目までは、1名のプロダクトデザイナーが丸っと担当していた(ひえ〜)
同シリーズの5プロダクト目までは、1名のコミュニケーションデザイナーが丸っと担当していた(すごい)
Fintech事業部のプロダクト「ALTERNA」のサービスローンチまでは1名のデザイナーが担当していた(蛇足ですがALTERNAの、「難しいものを難しくないように表現する」デザインすごいなって思ってます)
その他のクリエイティブ、外部媒体は1名のBXデザイナーが担当
という状況で、基本的に目の前のことに向き合うので精一杯だったので、新しくメンバーが入ってくれるたびにできることが増え、「入社ありがとう…!🥳👼🕺😊🎉🎈💙」と心の底で小躍りしていました。
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他にも、
2023年8月30日 初めてのデザイナーイベントを開催
DesignTechOpsチームの組成
2023年9月30日 Designshipへの初出展
LayerX Design Magazineの開始(このnoteもそうです!)
など、プロダクト開発・提供以外の活動が、以前よりも積極的に行えるようになりました👏
メンバーが増えてからの課題
しかし、メンバー/プロダクト/企業サイズが急激に増えた・大きくなったからこそ見えてきた課題も多くあります。
ブランド、方針がルール/ガイドラインドキュメントベースではなく、都度対応(slack口伝)になってしまっていることも。特定のメンバーの頭の中にのみルールがある状態に
それぞれのドメインを深く掘り下げていっているため、事業部をまたいだプロダクト/事業・市場理解がかなり難しくなった。なんなら同事業部の中でも部署が違うとキャッチアップしきれていないものが
多くの制作依頼が上がってくるが、部署外のものが拾いにくくなった。デザイン制作依頼のルール浸透が難しくなってきており、検知できない制作物が稀に見つかる
マネジメント人員の不足
コーポレートブランド⇔事業・プロダクトブランドとの棲み分け etc…
それぞれBet Technologyできるところはないか、仕組みで解決できないかとひとつひとつ取り組んでいますが、「この課題は一旦対策ができた!」と思うとまた新しい課題が出てきて、脳に汗をかく日々です 🏃♀️💨 でも今のメンバーなら必ず課題を解決できるし、課題の質や大きさが変わっても取り組んでいけるだろうなと思ってます。
そんなLove&Respectなデザインチームを、20人、30人、100人になっても作っていきたいぞ〜という意気込みと胸に、これまでのデザインチームの移り変わりをサクッと振り返ってみました。
インターネット株式会社ってことばが好き
「LayerX、ポジションあります、これからも出てくると思います!」と、いう状況ではあるのですが…個人的に「今すぐにでもきてくれ!」という感じではなくて。もちろん候補にしてもらえることは嬉しいです!
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が、「日本や身の回り、誰かの何かをよくしたい」という山に対しての登り方が違うだけで、みんなそれぞれの会社 💙𝑳𝑶𝑽𝑬💙 のもとで頑張ってるし、主義主張/状況のマッチングだよなぁと常々感じてます。日本をよくしようと挑戦してる人たち、まるっとインターネット株式会社! もう同僚!(LayerXのメディア『YOSORO』も同じ気持ちで立ち上げました)
…なので、忘年会・新年会のシーズンでもありますし、ちょっと雑談的に話してみたいなと言う方はぜひこちらからどうぞ〜!(表題は気にしないでください!)
皆さんの発信を見ては日々気づき→これうちでもやってみよう!のヒントをもらっていて。なのでこのnoteでも、少しでも誰かの参考になるポイントがあれば嬉しいなと思います。
ここまで読んでくださりありがとうございました!💐