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総務省官僚がヘルステックスタートアップに転職した件

初めまして、Ubie(ユビー)のmoeshiこと三浦萌です。
総務省からUbieに転職して1か月ちょっと経過しましたので、転職の理由やUbieに入って何をやって何を思っているかなど御紹介できればと思います。

公務員から企業への転職を考えている人や、Public Affairs(PA)という職種に関心の高い人などのご参考になれば嬉しいです。

1.簡単に自己紹介

改めまして、三浦萌と申します。関西出身、30代です。
2010年に総務省に入省し、約11年半、国家公務員総合職事務系として、自治体向けのICT利活用事業の推進や、ICT分野の消費者保護政策の企画立案・運用、東日本大震災発生後の防災対策予算対応などを担当してきました。
プライベートでは数年前に結婚し昨年出産、一児の母です。

今年の4月に育休から復帰しましたが、色々と考えた結果、この10月1日からUbie株式会社のPA担当として働くことにしました。

2.転職の理由

よくある話かもしれませんが、転職した主な理由はこれです。

責任ある仕事をしたい vs 子どもとの時間を確保したい

ご存じかもしれませんが、国の役所の業務は、部署・時期によるものの総じて他律的業務が多く、当日にならないと帰宅時間がわからない、定時近くになって残業が確定する、といったことが往々にしてあります。
そして、こうした「当日中対応」の業務は、それなりに重要であることが多いです。つまり、保育園のお迎え~寝かしつけという平日育児のゴールデンタイムと、業務のゴールデンタイムがばっちり重なるのです。

もちろん、部署によってはこういった「当日中」業務が少ない場合もあるので、育休復帰直後などはそういう部署に配属されることも多いですが(私もそうでした)、いわゆるマミートラックに入るような印象が自分の中ではありました。

仕事もしたい、育児もしたい。わがままな希望かもしれませんが、こうした思いから、自分で自分の時間をコントロールしながら働ける環境を探しはじめました。

3.Ubieを選んだ理由

上記のような転職動機なので、フルフレックス&リモート可能な企業を探していて、転職サイトの求人で目についたのがUbieでした。
全然知らない企業だったので(笑)、色々とネットで検索して、Meetyというカジュアル面談ができるページを発見し、そこから面談を申し込み、結局そのまま選考を経て入社に至りました。

Ubieの良いところはめちゃくちゃたくさんあります。
サービス自体もそうだし、カルチャーや組織、人、これらに通底する理念、すべてが考え込まれていて、とても感心し、共感しました。

ここらへんは色々な方がとても良い記事をたくさん書かれているのでそちらに譲るとして、私個人がUbieに入る決め手になったのは、結局、どのメンバーと話してもワクワクしたから、です。
急に小学生みたいなこと言い出してすみません。笑

そもそも、自分の中で仕事を選ぶ軸として「デジタルの力で人の役に立ちたい」という思いがあったんですが、この会社なら、この人たちとなら、本気で社会のインフラとなるサービスを作っていけるだろうという気持ちになったんですよね。我ながらアツい。

ちなみにこの気持ちは入社後も変わっていないどころかUbie人材みんなすごすぎて、Ubieでできなきゃ誰ができるんだ!くらいの気持ちでいます。こういう環境で働けるのは本当に幸せなことだなぁと噛みしめる日々です。

もちろん、フルフレックス&リモートもしっかり活用して、大体夕方~夜は家族でワイワイ過ごしています。

4.なにをやっているか

さて、じゃあ具体的にUbieで何やってるの?というお話です。

そもそも、なぜUbieのようなスタートアップでPAという役割を明確に置いているのか?

皆さんは、「デジタル」「AI」「先端技術」などと聞いてどのようなイメージを持たれるでしょうか。
もちろん、「便利」「効率化」といった良いイメージもたくさんあると思いますが、人の代替であったり、今のエコシステムを破壊して全く新しい仕組みを目指すなど、必ずしも良いイメージばかりではないと思っています。
私も総務省でICT利活用担当をしていた際に、技術導入に対する懸念をよく耳にしました。

しかしながらUbieは、今ある社会システムに寄り添いながら、愛あるテクノロジーで医療と人をつなぎ、世界の健康をあたりまえのものにすることを目指しています。
破壊ではなく調和によって、人と医療が適切につながる世界をつくるための社会インフラになる。この考え方に私は非常に共感しましたし、そのためには、生活者や医療従事者、地域医療体制など、様々なステークホルダーにとって親しみがあり、信頼できる存在でありたいと願っています。

PAは、こうしたステークホルダーの方々に安心感・信頼感を抱いていただけるよう、そして実際に社会に役立つ企業であるべく、公的機関等とともに、社会的意義の高い場面における社会実装の取組を進めています。

私自身の業務としては、まだ入社一か月なので具体的な成果まではお示しすることはできませんが、自治体や地域の医師会と連携をして、地域の住民やクリニックにサービスを無償で提供し、住民とかかりつけ医のつながりを強化する地域医療連携の入口のようなことを進められないかと試行錯誤しています。

Ubieでは、これまでも神奈川県の海老名市、海老名市医師会、海老名総合病院とUbieの4者協働プロジェクトとして、ユビーAI受診相談を介して海老名市民を海老名市の新型コロナウイルスコールセンターにつなぐ事業を行っていますし、Ubieのサービスが地域医療に貢献できる機会はこれからどんどん増えてくると思っています。


5.実際入社してどう?

めっっっっっっっっちゃ良いです。

何が良いかというのはたくさんあるんですが、一番感動しているのは調整ストレスのなさです。仲間の能力の高さはもちろん、
・フラット構造の組織なので上司部下や階級を気にする必要がない
・ホラクラシーやスクラムの仕組みによってチーム内外での情報連携が透明性を保った形で日々行われている
・論点をとてもシャープに捉えるので議論が発散しない
・やることだけでなくやらないことも明確にして最短距離を目指す
こういった点は役人出身者としては本当に新鮮です。

自分はまだまだシャープさが全然足りないので、これからもっと速く短く物事を捉えられるようになりたいなと思っています。
あとはみんな優しいので、困って叫んだら誰か助けてくれます。(本当)

加えて、目指す姿に対して具体的ツールを持って現場レベルでの解決策を提示できるというのは、「デジタルの力で人の役に立つ」という自分の軸にすごくフィットしていて、前職とはまた違った手触り感を日々感じています。

初めてのことだらけで戸惑うことも多々ありますが、それを上回る楽しさやワクワク感が満載です。

6.最後に

良いことばっかり書きすぎてしまったので「ほんまかいな」と思ったそこのアナタ。Ubieではいつでもカジュアルにお話できる機会を設けています!

全職種絶賛採用中ですので、ちょっとでも興味を持った方はぜひお気軽にご連絡ください!

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