左のハムが硬く、右の四頭筋が硬い

今まで1万人以上の体を触ってきたが7割当てはまる体の硬さがある。


左の後ろ腿の方が硬く
右の前腿が硬い


これはなぜなんだろう?と最初の頃考えていたことがあった。
前屈をする際に右膝だけ曲げて前屈、左膝だけ曲げて前屈、どっちの方がキツイ?とやると、ほとんど右膝を曲げての前屈の方がキツイ。

そして前腿のストレッチでも同じくで、左より右の方がきつく感じるのだ。
よこから骨盤のいち(ASISとPSIS)の高さを比べると、右からみた姿勢が前傾、左からが後傾。というパターンが多い。

これは肝臓の位置や腹腔の関係性で、右の腸腰筋(足を上げる筋肉)の方が使いやすくなっている。
足を組むときも右上の方が組みやすい人が多いと思う。
左を軸に右の股関節を旋回する動きが人はそもそも得意なのだ。

思い出して欲しい、陸上のトラックや野球のベースも同じ

すべて左回り

逃走中の犯人はT字路にぶつかった時に左に行くという。
これは人間の心理ではなく、人間という生物を紐解くと左に曲がりやすい仕様になっているのだ。

だから多くの左右差というのがこのパターンが多い。
ストレッチやトレーニングの際に、そもそもどちらかに体重が乗りやすいという事実を理解して行うと効率的なトレーニングやストレッチをできると思う。





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