もしも逃げれるとしたら

病んだ時によく、「もしも逃げれるとしたら、わたしはどこに逃げるんだろう」って考える。

昨日、すてきな体験をしてきて、「芸術に逃げる」という選択肢を知った。

注文の多い料理店創作チームPRESENTS 「第二章 銀河鉄道の夜」

たまたまよく行く温泉にチラシが置いてあって目をつけていたイベント。今週は本来おやすみのはずの火曜日も出勤だったので、1日だけの休みに行動できるか不安で、でも行ってみたかったのですべりこみで申し込んだ。

ざっくりいうと、体験型の演劇。ぜひ参加してほしいので、詳しくかかないでおきます笑。

ずっと旅がしたくて。やっとできたって思った。知らない土地に行って、知らない人に会って、おいしいごはんを食べる。ずっとこういうのがやりたかった。

最初から最後まで、ずっと旅人でいさせてもらえました。主人公はわたしだけど、わたしは何者でもなくて、ただただゆらゆらしていた。日々何者かにならないと生きていけないわたしにとって、それはすごくここちよくて、たのしくて、泣いちゃいそうなくらい嬉しかったです。

気軽に出かけることのできない今だからこそ、芸術に旅をしよう。何者でもないわたしになるのだ。