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分業制の働き方で3時半帰宅

新学期が始まり、早くも3週間がたちました。
世界共通で、先生の新学期はバタバタしますね。不思議なことに、日本人の先生方は8時半まで学校にいることが多く、その他の国の先生は、3時半~4時の間にはほぼ帰宅されているので、ずーっと観察してみました。
私なりに気づいたことをあげていきます。


集会中に採点

学年の集まりや、何か集会があった時のことです。日本で働いていた時、全ての生徒の責任は、担任でした。したがって、授業中も、休み時間も、自分以外の授業中も、全て担任の責任でした。なので、集会中に一緒に座ることは当然の如くありませんでした。

しかし、アメリカの学校の先生方は集会時、自分で椅子を運んできて、座っておられました。しかも、小テストの採点や、メールの返信などをしておられる先生方もいます。周りを見ると、立って生徒指導をしているのは、その場にいた日本人の2人だけでした。生徒の指導は、その場を仕切っている先生が担当?ということだったのでしょうか。

集会中に小テストの採点やメールの返信が出来れば、30分前後はマイナスでしょうか。

休み時間にお昼ご飯か採点、お昼時に仕事

休み時間は、日本の学校とは違い、生徒たちの横で座り、生徒の遊んでいる様子を見て、一緒にいる必要があります。
アメリカの先生は、生徒が遊んでいる合間に、お昼ご飯を持って来て、食べておられました。もしくは、小テストの採点をしている先生もおられました。もちろん、生徒は先生が食べていることも知っていますが、何も言ってきません。(おそらく特別な光景ではないからだと思います。)
ちなみに私は、休み時間は一旦自分の休憩の為に、ボーっとしております(笑)

お昼の時間は、食堂に当番の先生方がいらっしゃるので、本当は担任の先生は休めます。、、、が、私を含め日本人の先生方は、ほぼ生徒と一緒におられます。その時間、他の先生はゆっくりランチを食べたり、この時間にも仕事をしておられたりします。

その場所には、その場所の担当にお任せ!でしょうか。
これも、もし出来れば30分前後はマイナスですね。

保護者に印刷依頼

驚いたことに、お手伝い可能な保護者の方に、印刷等を依頼することが出来ます。日本では、PTAや、遠足の引率お手伝い等はあっても、さすがに雑用係は頼みませんよね。。これにはとても驚きました。

大量の印刷や、印刷してたくさんホッチキス止めをするときに、保護者に予め依頼することで、お手伝いの保護者が来てくださり、印刷をしてくださいます。

ただ、、、きっちり!しっかり!の日本人の先生方は、ほぼ頼まれていません。アメリカ人の先生にも言われました。「ドイツ人や日本人は、真面目にきっちり!やるよね」と。

お手伝いしていただけるなんて、日本ではないので大変大変ありがたいのですが、日本人の丁寧さや綺麗さには、どんどん自信がもてる毎日なので、今後も自分でやろうと思います。。。
これも、頼めば、1週間で1時間以上はマイナスなのではないかと思います。


以上、毎日、他の国の先生方と日本人の私の帰る時間が、4時間前後違うなと気付いた私が比べてみたことでした。
もちろん、日本人の先生方は私よりも大ベテランで、仕事が遅いという事は全くありませんし、外国人の先生方も、家で仕事をする先生方もいらっしゃるそうです。どちらが、いい悪いはないとは思います。

私は、アメリカで日本人として生活することに、恥ずかしさや劣等感を感じたことは一度もありません。
むしろ、走ってる車のほとんどが日本車だということや、お寿司やラーメンやアニメが大好きな外国人がとても多いので、益々母国を誇りに思います。

ただ、日本で教員を経験した私は、まだまだ「担任が責任をもつこと」や「ひたむきな真面目さ」は自分の中に根付いているのだと思います。


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