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ドイツで幼稚園教諭資格習得への道…の続き。

最後の投稿から、およそ7ヶ月も経っているなんて。
時間が経つ速さは恐ろしいものですね…。

ドイツの教育文化省から頂いた、専門職として働ける資格認定で幼稚園で働いています。ただし、2年間の期限付き。期限なしの幼稚園教論になるには、教育文化省指定の講習に参加する必要がありました。
過去記事有り。

これが…。
大変で…。

平日は毎日仕事をしながら、講習は月に2、3回、金曜日と土曜日、それぞれ7時間程なのですが、講習中にディスカッションがあったりグループ発表があったりするのですよ。「聞いてるだけで終わる講習だと良いな…。」なんて甘い考えは吹っ飛びまして…。

何がしんどいって、ドイツ語での講習も勿論しんどいんですけど、その場で「適当に4、5人のグループ作ってね。」って指示されるのが苦痛で苦痛で。
何故なら、ドイツ人は皆ドイツ人とグループになりがちで(なっちゃう)、外国人が取り残されちゃうんですよ。でも課題への理解力や対応力が、外国人だけのグループになっちゃうと正直難しいのです。語学力もそうですけど、「ドイツの学校ではどのようにまとめるのが普通」だとか、様式も分からないから。。。
そこで、自分からドイツ人グループに飛び込むのです。飛び込まれたら断るクラスメイトは居なかったので有り難かったですけれども。でもこの、講習に関係のない所で削ぎ取られる体力(心労?)よ…。
私以外に、クラスの外国人は、フランス人やイタリア人、アラブ系の人達がいました。前回、挫けた学校よりは、私以外にもドイツ語に難がありそうな(失礼)「外国人仲間」がいて(仲良くなったとかではないです)、勝手に心強かったです。

そして講習も終盤に差し掛かったころ、第一試験がありました。
講師が私の働く幼稚園まで来て、働きっぷりを評価する試験です。事前に私が作成し講師へ提出しておいた計画表に基づいて、子供達との課題をこなします。その様子を観察されながらメモを取られて、緊張が半端なかったです。
それが通ったら、第二試験。
30ページ程のレポート提出です。自分で課題を決めたら学校へ相談し、担当の講師が割り振られます。そして期限内にレポートを提出。
このレポートが通ったら、第三試験。最終試験です。
20分間の口頭試験。先ずは私からレポートについての説明、それに対する試験官(2人)からの質問、レポートとは別に指定した講習内容についての質問、講習全体のテーマの中からランダムに質問、で終了です。

…そして先月末(8月末)、遂に、
この最終試験に合格しました!!!

なんてことー!!!

もう、口頭試験前の数日間は、気を張りすぎて疲れちゃって、当日試験会場までの道中が眠くって仕方がなかったです。早めについた車内で10分寝ました。。。
口頭試験後直ぐに合否が言い渡されるのですが、合格を聞いた時にはこの長かった講習&レポート&試験等の苦労を思い出し、「講習とレポート提出って聞いていたのに実際は違ったなぁ、結構大変だったなぁ、苦労が水の泡にならずに良かった、この重圧から解放されるのか。」と感無量で涙が出て、試験官に「あなた良かったわよ!お仕事がんばってね!」と慰められる始末。

受かったとは口頭で聞きましたが、クラスメイトからの情報によると、資格証明書は10月に貰えるらしいです。
講習は、去年の10月から始まったので、結局1年間かかりました。。。

証明書が手元に届くまでは、まだ何だかスッキリしないのですが…。ドイツだし、気長に待ちます。

無事に証明書が頂けますように。


2024年9月6日



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