継娘の決断
遂に、2ヶ月間に及ぶ自分探しの旅から帰った、継娘の決断を聞きました。
・このまま学び続けることに意味が見いだせないので、大学は辞める。
・仕事(アルバイト)を探し、働きながら専門学校に2、3年通って資格修得を目指す。
・今の独り暮らしの部屋を出て、彼と暮らす(他の人も含めた共同生活にするかも)。
…との事でした。
自分で何がしたいかを考えて、かかる経費もバイトをしながら自分でも賄う方法を模索すると言うし、私達側の養育費の支払い期間は当初の予定通り(留年のない大学卒業までの予定。大学は辞めますけれども。)で変わらないとも伝え、取り敢えず、この継娘の進路問題は一旦落ち着きました。
彼は何をするの?と聞くと大学院へ行きたいそうで…。あれ?彼氏は去年院を卒業したんじゃなかった?と聞いたら去年卒業したのは大学だそうで。27歳で大学卒業だったの?!と聞いたら(念の為、ドイツでは珍しい事ではないのですが。)その前には専門学校を出たのだそう。彼は今27か28ですけど、まだ一度もちゃんと働いた事はありません。返済義務のある奨学金で大学に行ったはずですが、返済のないまま奨学金を新たに申し込めるものなのでしょうか。疑問はあれど私達にはまあ関係のないことです…。
継娘は夫に、この彼と家族になりたいと話をしたそうで、子供を持ちたいとも言ったようですが、夫は「子供を持つ事は責任を負うし、先ずは自分達で養えるようになってからだ。」と伝えたようです。継娘も、今直ぐにと言う話ではなく、将来的には…という話だったと思いたい。
継娘自身が今の専攻を続けたくないと言うのを無理に行けという訳にも行きませんし、私達にはもうどうしようもない事です。養育費に関して言えば、大学に通う間の養育費が、専門学校へ通う間の養育費に変わっただけです。
継娘の専門学校が終わる前に養育費の支払いが終わってしまうかも知れませんが、途中で進路変更を選んだのも彼女自身の決断ですから、そこは自己責任で。
バイトをしながら専門学校に通うと言っていますし、養育費はまだ数年払われるわけですから、余った養育費は貯めていくようにすれば、はみ出る年数分も補えるのではと思います。夫に、継娘が継娘への養育費やバイト代から彼氏の生活も支えてしまう可能性も話しましたが、夫は「娘が将来のパートナーと考えている彼をもし支えるとしても、それも娘の決断だから。僕達は僕達が払うべき養育費を払うだけ。」と言います。もう継娘の決断や行動は私達の手を離れていますから。夫は、娘も自分の将来を考えて行動するだろう、彼氏も自分で自己管理くらいするだろう、と考えているようです。彼も今、バイトはしています。彼氏もバイトを続けながら、院へ通うのかも知れません。
もしも継娘が、今までのように長期の旅行(息抜きの域を超えた旅行)を繰り返しながら、養育費が終わる時点で「資金が足りないので続けて養育費を払って欲しい。」と言ってきたら「そこは自己責任でと言う話だった。」と断るつもりです。
ただ、バイトも頑張って無駄遣いはせず努力はしたけれど、それでも資金が足りない状態になったならば、私達に出来る範囲で補助してあげられるかどうかを、その時に検討しよう、と夫と話しています。
継娘はまだ20歳で、彼氏の影響を強く受けているようにも思いますが、成人ではありますから、彼女なりに考えた結果を彼女の責任で進んでいくのみです。以前のように他力本願ではなく、自身で責任を取るという姿勢も見えてホッとしました。考え抜いて決めた目標ですし、将来の仕事の様子なども具体的に想像出来ているようです。
これで、継娘の進路も決まり(大学行く時にも思いましたけれども。)、養育費を払う期間の見通しも立ちました。私達のストレスも一旦落ち着き、私も継娘に「目的に向かって頑張ってね。」と、また普通に話ができる気がします。(ストレスが過ぎて少し距離を置いていましたので。※前記事有)
さて、継娘は自立に向けての一歩を踏み出したようです。今の彼と将来を共にと言うのなら、お互いに支えながら彼等のスタイルで幸せになってくれたらよいと思います。
継娘の事が一応落ち着いたので、久しぶりに気持ちが軽く感じます。私達も私達夫婦の未来を計画していきたいと思います。
2022年1月8日