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離婚家庭の、休暇中の子供の滞在先問題

4月1日から、私の職場はOsterferien (オースターフェーリエン/イースター休暇)に入りました。4月6日までの6日間です。

今の仕事を始めてから4ヶ月が経ちますが、気を張りっぱなしで精神的に疲れが溜まっていたので、嬉しい長期休暇です。

と思っていたら、子供達が滞在しに来るそうな。私のまったり休暇は消えました。疲れていると気も滅入ります。ああ、仕事で疲れてやっと休暇だと思ったら連れ子達の滞在か…いつ休めるんだろ、と思ってしまうのが正直な所です。(感じ悪くてすみません。)

娘ちゃんは3日から、息子くんは5日からこちらに来て、9日に、近くの街の実家に帰っている元嫁(子供達の実母)と一緒に車で帰るのだそうです。

私の休暇終了後も、子供達は我が家に数日滞在するわけですが、ここで気付きました。

「子供達が幼かった頃に私も企業勤めだったなら、我が家滞在への対応が難しかったな…。」と。

離婚家庭で子供達と一緒に住まない親側は、長期休暇を子供達と過ごすことになります。

これ、「過ごさなくてはいけない」とも言えるのです。その事に気づいた出来事があります。

離婚して、娘さんを引き取り母子家庭の友人がいるのですが、その友人と話していると、休暇中の娘さんの滞在期間で元夫と揉めるのだそうです。

本来なら、娘さんは普段一緒に暮らしていない元夫の所で長期休暇全体を過ごしますが、まだ娘さんが幼いこともあり、長期休暇を半分にして前半後半でどちらの親元でも過ごせるように取り決めたのだそうです。

そこまでは良かったのですが、元夫も友人もそれぞれ仕事を持ち働いています。ドイツの長期休暇って長いし、多いのです。日本人の私からすると「学校(学業)どうなってんだ⁈」って思うくらい休みが多いです。仕事をしている親は、子供の長期休暇中、同じように休みとなる学校の先生でもない限り(在宅でお仕事しているのかも知れませんが)、子供と同じように長期休暇を取るなど難しいのです。

近くにご両親がいて頼ることが出来るのならいいのかも知れませんが、友人も元夫も近くに頼れる親族もおらず、元夫が娘さんの滞在を、仕事の都合がつかない事を理由に断ってきたりするのだそうで…。でも友人にも仕事があります。友人も、自分は仕事だけれど娘さんが休暇中という場合は、知人を頼ったりお金を払って日中の預け先を探したりと苦労するのだそうです。

そこで、「娘の休暇の半分は、元夫の所で過ごすのが決め事なのに。」と喧嘩になってしまうのだそうです。

それぞれの事情もありますが、電話などで「あなたが預かる期間でしょう、私も仕事で無理だから!」などと言い合ってしまうと、娘さんをお互いに押し付け合っているようにも聞こえてしまいます。両親共に娘さんのことは大事にしているし、生活するには仕事が必要です。大人からするとどうしようも無い事情が見えるのですが、子供には大人のように他の事情が見えないことがあります。娘さんの耳には入りませんように、と思いました。(友人は気をつけていると思います。) 個人的には、決めた事なのだから、元夫も元妻(友人)に押しつけるような事をせず、(都合がつくかぐらいは尋ねてみてもいいかも知れませんが)、無理だと言われたら自分で責任持って対応を模索するべきだと思いますけれども。友人はそうしているわけですし。

休暇中の子供の滞在先で揉めるなど、誰にとってもストレスですよね…。しかも事前に決めてある事なのに。そういう話し合いも上手くいかない相手だからこそ、離婚にもなっているのでしょうけれども。。。

子供のいる離婚って、離婚後も本当に色々な課題がやってきます。

さて、我が家の連れ子のイースター休暇の滞在は1週間です。

まだコロナですし、何をして過ごしましょうか。


2021年4月3日


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北川 萌子
ありがとうございます。励みになります。 頑張って更新しますね。夫と美味しいものを食べたいな。