ドイツのお風呂事情
ドイツでは湯船の無い家も多く、シャワーが主流です。あったとしても、日本のように追い焚き機能付きではありません。何故なら、洗い場はなく湯船の中で身体を洗うので、毎回貯めたお湯を流すことになり、複数人で湯を使い回すということがないのです。
そして、(我が家では)よく泡風呂をします。半身浴のような感じで、湯の表面を覆う泡は、追い焚き出来ない湯が冷めるのを抑える機能も果たしてくれている気がします。
入浴剤は色々な種類が豊富に売られています。ハーブ好きなドイツらしく、ハーブの様々な効能を活かした入浴剤も多いです。
例えば、これらが今回私達夫婦が選んで購入した入浴剤ですが、写真の1番左の泡風呂入浴剤は、Erkältungszeit(エアケルトゥングスツァイト/風邪の時)。ユーカリ油とミントが入った成分です。実際に風邪のひき始めに、この入浴剤を入れて身体を温めます。
その他に、夫は写真中央のMännersache(メナーザッヘ/男のもの)という泡風呂入浴剤を、私は写真右のWohlfühl-Zeit(ボールフュールツァイト/リラックス時間)というクリームバス入浴剤を選びました。
夫のには杉とホホバオイル成分が、私のにはマカダミアとアニス、オレンジの成分が入っています。
シャワーだけを好むドイツ人も多いですが、入浴を楽しむドイツ人は入浴剤を入れたり、本を読んだり、蝋燭を持ち込んで暗い中蝋燭の炎だけで入浴するなど、長くゆっくり入るリラックスしたお風呂時間を楽しみます。
因みに、私や夫は湯船に浸かるのが好きですが、子供達はシャワーのみです。息子くんに至っては、水シャワーのみです。冬でもです。私と息子くんはお互いに「信じられない!」と言い合っております。
ドイツの気候と日本の気候の違い、勿論文化の違いがあるのですが、ドイツ人はまず、水をとても節約します。その観点からも、湯船にたっぷりのお湯をはって入るお風呂は習慣つかないようです。
Globus(グローブス)スーパーマーケット/Kneipp(クナイプ)液状入浴剤400ml・各2,85€ (1€ 120円計算で342円)
2020年6月6日