Krippeクリッペ 0-3歳児クラス1日の流れ
ドイツ語では「Kinderkrippeキンダークリッペ」と言いますが、0-3歳の子が通う保育施設です。
3歳以上からは「Kindergarten キンダーガルテン」と言います。
私が働く0-3歳児クラス(園児10人クラス)の1日の流れを、書いてみようと思います。
※追記: 実際に働いてみると、私の働く園では3歳になった途端にキンダーガルテンへ上がるので、キンダークリッペに通うのは0-2歳児でした。
『1日のスケジュール』
朝7時から登園出来ます。パラパラと、お母さんやお父さんに連れられて登園して来ます。
この園では、保護者とのお別れに泣いてしまう子でも必ず、園児が保護者に「バイバイ」をしてから保護者の方に立ち去ってもらいます。園児の気が逸れている間に、保護者が居なくなっている、「はっ!ママはどこ?!」というようなことが無いように。
園児達は教室の中で自由に遊びます。
9時から朝の会です。
基本、9時までに登園が終わっています。
教室の絨毯の上に、皆で円になって座ります。
この時、園児達は小さな座布団の様な四角いマットをお尻の下に敷くのですが、園児達が各自自分で棚から取り出してきて、座りたい場所へ敷いて座ります。(マットには2色あり園児が好きな方、又は、たまたま一番上だった色の物を取り出します。各自用に用意されている訳ではありません。座る場所も円の形になってさえいれば自由です。)
朝の出席確認や、お歌遊びをします。
9時15分ごろから朝食です。
朝の会が終わると、園児が各自自分でマットを棚の元の位置に戻して、手を洗いに行きます。
教室の向かいにある小さなキッチン兼ダイニングへ移動し、朝食を食べます。
机が2つあり、どの位置に誰が座るかは決まっています。
朝食が終わると手を洗い、自由時間です。
ここで1回目のオシメチェックがあり、必要であればオシメ交換がされます。
教室で自由に遊ぶ日もあれば、物作りをしたり体育館のような運動部屋へ移動して遊ぶ日もあり、外の園庭で遊ぶ日もあります。
11時15分頃から昼食です。
手を洗い、ダイニングへ移動する前に教室で前掛けを装着して、お昼ご飯前のお歌を歌います。
ダイニングで昼食。座る場所は朝食と同じ定位置です。
昼食後、手を洗って前掛けを外すと教室へ戻って、お昼寝の準備をします。朝の会とは別の絨毯の上で、各自洋服を脱いでボディと呼ばれるツナギの下着姿になります。髪ゴムやヘアピンも外します。
2回目のオシメチェックをします。
全員の準備が整うと、おしゃぶりやぬいぐるみが必要な園児に配られます。(各自専用のものがあります。)
大体、12時半過ぎになりますが、準備が整うとお昼寝の時間です。お昼寝前のお歌を先生が口ずさむと、園児達はぞろぞろと教室と繋がった寝室へ移動し、各自が自分で、定位置のマットへ寝に行きます。マットも掛け布団も、園が用意したもので統一されています。
14時起床(の目安)。
14時前に起きた園児は、その都度、寝室から教室へ出します。14時に寝室の扉を開放すると、起きた園児は自分で教室へ出て来ます。3回目のオシメチェックをし、お洋服を着ます。
この園では、基本、園児を起しません。
自然に起きてくるまで寝かせておきます。大体の園児は扉が開いて光が入ったり、既に起きている園児達の声や遊ぶ物音で起きて来ます。
保護者から特別に「長く寝かせないで欲しい(夜に寝ない)」と要望のある園児だけ例外的に先生が起こします。
自由に遊ぶ時間です。
14時半過ぎから、軽食の時間です。
教室の床に朝の会の時と同じ要領でマットを敷いて、円になって座ります。中央に、大皿に盛られたカット野菜や果物が置かれて、各自が好きな物を手で取って食べます。
15時からお迎えが始まり、16時に閉園です。(今は早く閉めているようですが、園の元のプランでは17時までです。)
送迎には、日本のような送迎バスは有りません。
1日のスケジュールはこんな感じです。
3歳以下のクラスでも各自に自分でさせる事柄が多く、また、それが出来ていることに驚くのですが、そんな様子などもまた書きたいと思います。
2023年5月6日
※個人の体験記ですので、『ドイツの保育園/幼稚園がこうだ』と言うのではありません。
ありがとうございます。励みになります。 頑張って更新しますね。夫と美味しいものを食べたいな。