小売業から考える地産地消(六次産業化)
1月8日ついに、2回めの緊急事態宣言が首都圏に発令されました。都会中心と言っても、ニュースで流れれば、地方も反応し、長野市の中央通りは朝から、さらに人通りはなくなりました。降りしきる雪にも追撃され、「今日は、もう打つ手なし!」・・・途方に暮れております。
このお手上げ状態の心境で、現状を冷静に把握していくことは、至難と言えますが、あえてこれから考えて行かねばならない事を少々あげてみました。
其の一
小売業というのは、メーカーや問屋へ発注して、完成品が店に届いて、消費者の方へ商品としてお買い上げいただく第3次産業です。
第1産業の原材料調達(農業・漁業・林業)、繊維業もはいるのでしょうか、第2次産業は、材料を利用しての製造業。大企業になれば総合的一体化は難しいでしょうが、地方では地域の資源を利用して、小規模ながら、生産から販売まで、一貫して行う事で地域の活性化や雇用が生まれ、六次産業として取り組む動きがあります。
なるべくエネルギーを使わず地元で生産したものは地元で消費する。地域らしさ、地域の文化の再生も、今ここで見直したい時期です。コロナで家にいる時間が長くなれば、昔のようにコミュニティも復活するでしょう。
どの地域も、昭和の時代は特徴がありました。私達も長野県の物産地図を作る時は、地域地域をイラストで書いていくと、その土地土地の名物がすぐに頭に浮かんできたものです。自給自足・県産品だけで、楽しいイベントができました。
今、全国どこへ行っても、同じ様な店が並び、全国共通の食品を食べています。が、地域人としてさらに地方の底上げを図るための使命感や役割を持つことも、大事なのではないでしょうか?魅力のある地方になれば、若者流出も、抑え込む事ができるでしょう。
続く。。。