【歴史雑記】北条氏政は汁かけ飯を食べたか
歴史雑記013
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今日は逸話(中国古代史では「説話」という)について。
僕が(一応)専門にしている中国古代史はもとより、日本中世史においても、まだまだ一次史料から知れる事蹟よりも、逸話によって作られたイメージというものが巷間に流通し、なお強い影響力を持っている。
後代的に作られたものであっても、分かりやすく面白い、ということも理由のひとつだろう。
もちろん、逸話は逸話で、成立時期等を明らかにできれば歴史研究の史料足りうるのだけれども、史実ではないとわかった途端に落胆してしまう人も多いようだ。
そんなわけで、今日は少しばかり違った角度から戦国武将の逸話をみてみよう。
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