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心が満ち溢れる経験
再訪の地で、心が震えた。
ぐわあああ…っ!と惹き込まれる絵。その魅力を引き立てるタイトル、付随した一言。根ノ木さんの絵を見ていると、私はそこが未訪であったとしても、その地の情景を思い浮かべては、あたかも自分もその地に立っているかのような、そんな感覚に陥っている。
またお会いできたことが、とっても嬉しくて、お話をさせていただけたことが、とっても幸せ。
根ノ木あさみさん。油彩画家をされている方。
根ノ木さんとの出会いは昨年、インスタの広告だった。なんの気なしに見ていたインスタに、たまたま流れてきた広告があった。いつもは気にも留めない広告。
でもその広告は、他とは一線を画していた。それは、根ノ木あさみさんの個展を紹介するものだった。一目見て、見に行きたい、行くことは、私の使命だと直感的に思った。
そして昨年の3月、この地を伺って、原画を拝見して。ああ、好きだと思った。その時は、ご本人にお会いする勇気が私になくて、敢えてご本人が在廊されていない時を狙って伺っていた。でも次来る時は、ご本人にお会いしたい、この気持ちを伝えたい。そう思った。
そして昨年6月頃に開かれた個展で、無事に初めてお会いできて、気持ちを伝えさせていただくことができた。私が心から、根ノ木さんが見た景色であったり、ご本人の持つ感覚であったりに、共鳴した瞬間だった。とても満ち溢れた気持ちだった。
そうして、またいつかお会いしたいなと思って、月日が経った。私自身の、心身の体調との折り合いもあって、中々伺えなくて。気付いたら、あれから半年以上が経っていた。
今年3月に入って、根ノ木さんの3周年記念の個展『触れる風の香り』が開かれることを、ご本人からDMをいただいて知った。その時、必ず行こう!行きたい!!と思った。そう思えるくらいには、私の体力気力が、回復したと言うことなのかなあ、と思う。
そして今日、無事に伺い、お会いすることができた。3月9日に大学を無事に卒業し、22日に22歳の誕生日を迎えた、このタイミングで、この地を再訪できたこと。根ノ木さんにお会いできたこと、お話させていただいたこと。
絵を見て、根ノ木さんの思いや感覚をいっぱい吸収して、心が満ち溢れる経験を、久しぶりにしたこと。そのどれもが私にとっての思い出であり、またとない宝物だ。
私は、根ノ木さんが描かれる絵は勿論、コンセプトやテーマに対する文章、使われる言葉も好きで。それを直接、伝えさせていただいた。嬉しいですって仰っていて、月並みだけど、伝えられてよかったなと思った。
併設されたカフェで、少し気持ちを整えている。
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ここからは翌日である今日、書いている。
改めて、根ノ木さんと出逢えてよかったなあ。絵や感性が本当に、素敵だなあって思う。
この繋がりを、これからも大切にしたい。
読んでくださってありがとうございます。