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漁師でもコンサルタントでもない、私の幸せ
お世話になっている業務委託先で、こんなnoteが話題に上がった。
このnoteでは『漁師とコンサルタント』というお話が取り上げられている。元のお話は「漁師のもとにコンサルタントが訪ねてきて、漁師の幸せに対する価値観を聞いていく」という内容なのだけれど、noteではその逆転版も書いてくれていて面白い。
話題になった場に私はいなかったけど、今日代表と話しているとき「もえかさんは、漁師側の幸せ観とコンサルタント側の幸せ観、どちらの方が近い?」と聞かれて。そのときは「どっちでもないなぁ」と思ったのだけど(笑)、改めて考えてみることにした。
※話の内容は長くなっちゃうので割愛します。先ほどのnoteをぜひご覧ください!
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両者の違い① 何を幸せと思うか
漁師の幸せは、家族と過ごす日々の気ままな時間。
妻とのんびりするよ。一緒にシエスタを楽しみ、午後にはギターを弾きながら子供と戯れ、夕暮れにはワインを傾けながら妻と会話を楽しみ、それで、寝ちまうよ。
コンサルタントの幸せは、一人でも多くの人を幸せにすること。
僕はもっと多くの人を幸せにしたいんだ。家族だけじゃなくて、僕に関わってくれた人を一人でも多く。だから、企業をIPOさせて、たくさん稼ぐ必要がある。そしたら沢山の人を救えるだろう?
この部分の感想は、「人それぞれだよね」に尽きる気がする。強いて言うなら、影響を与える範囲の違いかな?
でもどんな価値観も、あっていい。それに、自分にとって何が幸せかをしっかり語れるって素敵。
両者の違い② 幸せまでにかける時間
漁師の場合は、生活するため以上の余分な仕事を減らすことで、毎日ささやかな幸せの時間を作り出している。つまり、幸せのために何か積み上げるというより、日々の幸せを優先して生活を組み立てている感じ。
一方コンサルタントは、「企業をIPOさせて巨万の富を手に入れ、人々を幸せにする」という最高の幸せに向けて、日々忙しく働いている。一般的なビジネスモデルっぽい。つまり、大きな幸せに向けて、貯金し続けている感じ。
これに関してはちょっと注意が必要かなと思う。なぜなら私自身、これまで完全にコンサルタントタイプだったのだけど、「貯金し続けるだけの人生でいいのかな」と疑問を感じるようになったから。
明日のため未来のため、と明確なゴールを決めずに走り続けていると、ずーっと幸せな今日がやってこない。だって基本的に、明日は来ると思って生きているから……終わりがないのだ。
だから、コンサルタントさんの目標が明確で、走り続ける日々も楽しんでいるのなら、応援したい。でももし、日々を犠牲にし続けているのなら、立ち止まってみてほしいなと思う(誰目線?笑)。
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私が気づいた両者の違いはこの2つ。①に関しては、私には私の幸せがあるのでどちらでもないし、②に関して、今私はこの間を模索している。つまり「今満足しつつ、未来にも向かっていく」生き方。
かつて私は、「ワンマンライブがしたい」を叶えるために先に日程をおさえ、逆算してスケジュールを組んで準備していく、というのをよくやっていた。
そのおかげでやりたいことは大体叶えられるようになったけど、その道中は過酷な日々も多く、当日でさえ次を見据えないといけなくて、ずっと楽しめなかった。
だから、準備も当日も満足しながら、ちょっとずつ未来貯金をしていくような……そんなバランスを欲張りに模索している。
こんだけ語っておいて結局、「どっち?」という質問への答えは「どっちでもない」になっちゃうのだけど。笑
やっぱり一番大切なのは、自分にとっての幸せが何なのかを探求し続けることで。道中の空の色や島々に癒され励まされながら、人生の航海をできるだけ楽しんでいくことなのかなと思った。
みなさんはどっちの価値観にグッときましたか?