【未完の読書感想文】ミスチル「名もなき詩」っぽい本の話
本の感想やレビューも、読み終わってから書いていたし、読み終わってから書くべきと思っていたけれど。
「読んでいる途中」で感想を殴り書きしてみる。
どうすれば愛しあえるの 幸せな性愛のヒント (ワニの本) 宮台真司
難しい言葉が羅列されるけど、すごいざっくりいえば「法内(社会)」と「法外(性愛)」の二項対立で進むから読みやすい。
【法内】近代化・合理的・損得・言語…⇔【法外】性愛・正しさ・政治・教育
みたいな。
法学部卒のジェンダー好き、白黒はっきりつけたい私…もろに、宮台さんがディスる「クソフェミ」だと、えぐられた。
・「コントロールすることにこだわる男ほど、自分がコントロールされることに必要以上に怯えます。」
私のことじゃないか。女だけど男より「男性的」な思考だと思う。
子どもがほしいと思ったことがないのも、コントロールが効かないから。
「好きな男の遺伝子100%で(優良物件であろう。短所も許せそう)、桃か竹の中から生まれてくるなら(妊娠出産というホルモンにコントロールされそうな苦行を避けられるなら)子どもがいても、いい。」って思っているから…。
別に鬼ヶ島や月に派遣させるつもりはないけれど、現代の「法内」で隠し子は色々アレでしょう。
惚れにくいのもそれ。何年か前、素敵だなって人にクリスマスデートに誘われたんだけど、予定があって断った・・
けど、あらかじめクリスマスに予定を入れておいたのも
「クリスマスにすら流されなかったらどうしよう」ってビビッていたから。
友達に「流されることより流されないこと心配してるのか!!」と呆れられた。
思い返すと、桃のかわりに、自分を川に流してしまいたい。
恋愛結婚なんてあやふやなものに人生を預けられないわー
自分の食い扶持自分で担保しなければとせこせこ勉強したり、努力をするうちに、結婚そのものってどう考えても割にあわないよなーって思うこと10年以上。
ただ、個人的には好きでもない男と「損得」勘定でいるのも悲劇だし、相手に失礼だからなぁ。
昔アラフォーのインテリ男性と飲んでいたとき、
「もえちゃんの思考回路はフローチャートになっている!でもねフローチャート外、つまり『異界』にいいものが詰まっているんだよ!」
という名言を思い出した。
母親にもよく、
「あなた、まともな理性があるうちは結婚できないねぇ。」
「男の人って、頭でコントロールしようとするでしょ。子育ては、思いどおりにならない生き物に振り回される経験だよ。あなたこそ振り回されるために子どもを産んだほうがいい」
あとまぁ、いろんなところに書いているけど、憧れの方にお会いした際に。
「あなたのように、それだけ言語能力が高い女性だと、相当自我が苦しくて大変じゃない?男性は太刀打ちできなくて大変だと思うよ」と衝撃。続いて「あなたの自我を壊すには、子どもを産むしかない」と言われたことも印象的だったなぁ。
そりゃそうだ、好きな男の遺伝子100%の生き物を、桃や竹から採取したいとか言っているくらいだから‥。
この本はハイライトだらけなので、この記事はいったん
「知らぬ間に築いてた自分らしさの檻の中でもがいてる」と突きつけられたよって内容だけにしておく。(それでも1300字こえ!)
この歌が刺さる人ならはまるかもw