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来ることがなかったはずの未来を、いま生きて

心の調子を崩したのは、もう何年も前の中学一年生の時。部活内のいじめが原因だった。
それから、私はいじめが無くなってもなお、生きることが苦しく、死ぬことばかり考えて、行動に移そうとしたことも、実際に行動に移したこともあったけど、今に至るまでの道のりをお話したい。


中学三年生の夏休み、私の心は次第に壊れて行ったが、元々勉強が好きだったり、叶えたい夢もあったため、全日制高校に行くため、勉強を頑張っていた。でも、夏休み明けから、私が教室に行って授業を受けることはもう無かった。本当だったら、夏休み明けの初日、私は死ぬつもりだった。でも、気がつけば助けを求めてた。
その後別室登校をさせえてもらうものの、問題行動はおさまらなかった。
「もう全日制高校には、行けない」
どこかで分かっていた。もう無理だと、これ以上は限界だと。
周りの大人から、通信制高校を勧められ、私もいいな、と思ったから通信制高校に進学。
しかし、自傷行為も中学の時と比べ、どんどん増えたりして、問題行動が多すぎたため、通学停止をくらったり。
こんな私に、居場所など無いのだと思った。
周りにも迷惑をかけて、私に生きる価値などないと思った。それでも、生きていたのは、死にきれなかった、というのもあったが、生きていたかったのだと思う。だから、その後私は精神科の思春期病棟に入院した。自分を守るため。
そこで出会った子達は、みんな何かを抱えながら、懸命に生きている戦士だった。
結局、入院も4、5回繰り返したため、私の青春は、丸つぶれだったけど私の青春は初めての入院で出会った子達と病棟で過ごした夏だった。
そして、私は高校を辞める決断をした。高二の冬だった。高校もつらいだけじゃなかったけど、ここじゃない、と思った。
でも大学進学も考えていたし、とりあえず高卒認定試験を取った。
バイトも2個してみたが、調子が優れず、早くに辞めてしまった。だから今は、就労移行支援に行っている。スタッフの人にも沢山支えられている、
こんなはずじゃなかった人生の繰り返し、20歳になんかならない、と思ってたこれまで。
せめて一日生き延びるの連続でここまで来た。
そんな私は来月20歳になる。

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