憧れの街「フランス」は、人間味の溢れる街だった。
小さい頃から「どこの国に行ってみたいですか?」と聞かれると、フランスと答えていた。
エッフェル塔も、おしゃれな街並みも、かっこいいフランス人の姿も、マカロンも好きだった。
そして、この春ついに、念願だったフランスに行くことが出来た。
憧れだったフランス
パリに着いた時、街中の建物が高くておしゃれだったことを覚えている。
到着した冬のパリは、今にも雨が降りそうなほどどんよりしていて寒かったけれど...
それでも、美しかった。
フランス滞在でいちばん印象的だった5日目。
この日の午前中は、綺麗な晴れだった。
いちばん晴れて欲しかった日。「運がいいかも!」なんて言いながら、向かった先は...
エッフェル塔!
ずっと見たかった景色。
エッフェル塔の周辺を周りながら、その姿をカメラに収めていた。
自分の目で見たフランスは、人間味溢れる街だった
美しい街並み。オシャレな人々。きらびやかな建物。
フランスに訪れる前は、そんなフランスだけを想像していた。
でも、実際にフランスに行くと、
スプレーで落書きされた電車、ガタガタな道、道にうずくまって眠る人々...。
フランス人、欧米人、黒人、日本人...と様々な人種
多様な人々の姿があった。
それでも、好きだと思った。
きらびやかでおしゃれなフランス。
その裏側には、人間味の溢れる世界があった。
そのことに、驚きと嬉しさを感じた。
全てが綺麗な世界なんて、作り物のよう。
そうじゃなくて、フランスにも人々の暮らしがあること、街にも刻まれていることが、なんだか嬉しかった。