私が看護師になるまで③
私の選択、看護専門学校卒業後、すぐに就職するのか、大学に編入学するのか。今後の生活を大きく左右するので、本当に迷いました。
こんにちは! Moe です。
前回は看護学校でのことについて書きました。(前々回はこちら)
最終学年になり、進路を決める時になりました。
実習を乗り越えて、自分がどのくらい看護師として働けるのか実践してみたい気持ちが強かったこと、周りの友達の多くが就職活動を始めていたことで私も早く働きたい!と考えていました。
そのことを両親に話すと、「え?就職するの? 編入するんじゃなかったの?」と言われました。両親はきっと私が大学に入れなくて悔しい思いをしたのをよく覚えてくれていたのです。正直、就活に気持ちが傾いていて、他の多くの友達と違う選択をすることに抵抗がありました。けれど、そう言われて、冷静になって考えると大学編入したい気持ちはずーっと頭の片隅にいつもありました。この時、両親が大学編入を後押ししてくれたことにとても感謝しています。
大学編入をするメリットは、学士を取得できる他、保健師免許も取得できるので、看護師だけでなく保健師としても働けるので就職の際に働ける幅が広がります。また、大学によっては助産師免許が取れたり、養護教諭にもなれるところもあるようです。(※現在は保健師、助産師は大学によって大学院で取得するところもあるようです)
大学編入をすると決めて急いで必要な教科、編入できる大学を探しました。自主学習では自信がなかったこともあり、予備校に通わせてもらい最低限必要な科目を勉強させてもらいました。病院実習の後に、予備校に行き、帰りの電車で次の日の実習の記録を携帯に下書きをして、帰宅後に書き写したりと試験の日まではなかなかハードな日々でした。
そして、自宅から通える範囲の大学を数校受験して運よく1校に合格することができました。合格発表の日は病院実習で見に行けなかった分、父が代わりに見てきてくれました。実習が終わって、実習メンバーと記録をしている時に父から電話で合格を教えてもらいました。この時は鳥肌が立ちました。実習メンバーも一緒になって喜んでくれたので嬉しかったです。
進路が決まり、実習も終え、国家試験に向けての勉強が始まりました。国家試験が受からないと看護師にもなれず、編入学もできないので必死で勉強しました。結果、無事合格でした。次につなげることができました。
大学編入での編入生は私を含め10人でした。
編入生同士はすぐに打ち解けて仲良くなり、学校外でも一緒に遊んだり、食べに行ったりと楽しく過ごしました。また、看護師の資格はありましたが、経験がなかったので看護助手としてのアルバイトもしました。循環器病棟でアルバイトをしたので、循環器に興味を持ちました。しかも、その病棟ではたまたま専門学校で一緒だった友達が働いていたので、彼女に会えたのも嬉しかったです。
大学では病院実習がなかった分、卒業単位に必要な第二外国語や一般教養などの他大学の授業を受けたり、地域看護学の実習では、現役生と一緒に実習もして、そこで現役生とも仲良くなりました。また、卒業論文の執筆をしたりと専門学校ではできない経験ができました。特に卒業論文は文章を書くのが苦手な私にとって大変でしたが、担当してくれた先生が熱心に指導してくれたおかげで何とか終えました。
最後に保健師国家試験を受けたのですが、試験後かなり不安が残りました。というもの、あまり安心して回答できた箇所が多くなかったからです。結果、合格したので良かったのですが、かなりギリギリだったように思います。
就職はどの病院にしようかと、悩みましたがアルバイトで慣れていたこともあり、通っていた大学の病院に就職を決めていましたが、結婚の予定が出来たので、急遽、他の病院に変更して、無事に就職することができました。当時、看護師は需要が高く、どこに行っても場所を選ばなければ就職に困らない状況だったのもありがたかったです。
そして、海外で看護師として働くには最低でも学士の資格が必要であることを後から知ったので、本当に大学編入をすることができて良かったです。もし、海外で看護師になりたいと考えている方は、編入学という手段もあるので学士取得しておくことをおススメします!
こんな私に不自由なく勉強できる環境と手厚いサポートをしてくれた両親に心から感謝です💖
長々と書き綴ってしまいましたが、ここまで読んでくださって、ありがとうございます!