「読書感想文? ああ、あの雑魚ね」と言えるようになる書き方のコツ〜その7〜
7おもろい本を読んで表現方法を学ぶ-おすすめの本-
先生(読者)を笑わせる感想を書けば
最高の読書感想文になる!!
……そうはいったものの、
「どんな風に書けば面白くなるかわかんねえよ!」
と思うはずです。
自分の言葉で面白い表現をするには、
やはりどうしても
《面白い表現の見本》を
沢山読んだり聞いたりしなくてはなりません。
本を多く読んでいる人は、ボキャブラリーが多く、
表現するための武器を沢山持っています。
うまく表現する為には、やはり本を読まなくてはならないのですが、
本を読むのが苦手だからこそ《読書感想文が嫌い》
という人が多いのではないでしょうか。
そこで、内容もめっちゃ面白く、表現方法も真似したくなっちゃう、
読書が苦痛じゃない爆笑本をご紹介したいと思います。
全て小説ではなくエッセイです。
自分の気持ちを垂れ流して作られたエッセイは、
読書感想文を書く時の参考にとてもなります。
一冊丸まるじゃなくても、
一章でも一ページでもいいので、ぜひ読んでみてください。
〜杏藤伝のオススメ爆笑エッセイ〜
(愛を込めて、書籍の表紙を自分で描いてみました)
著・町田康/講談社『猫にかまけて』
パンクミュージシャンでありながら、詩人であり作家である町田康。
そんな彼の飼っている個性豊かな猫たちとの日々の物語です。
毎日猫たちに奴隷として扱われ、
時に腹を攻撃されたり、時に家を破壊されたりしながらも、
仲むつまじく暮らしていく日々が描かれています。
町田康の表現は実に愉快で、読んでいてケラケラ笑い出したくなります。
私は読書嫌いの人にオススメの本を聞かれたら
必ずこの本を勧めています。
登場する猫達が実に愛らしいので、動物が好きな人にもオススメです。
著・さくらももこ/集英社『もものかんづめ』
『ちびまる子ちゃん』の作者である、さくらももこが書いたエッセイです。
外で読むのはオススメしません。
なぜならば声を出して爆笑してしまうからです。
まる子がそのまましゃべっているような、そんな文体です。
さくらももこはこの他にも、多くのエッセイを出してます。
タイトルが気になる、表紙がかわいい、など
気になるものがあればどんどん手にして読んでみてください。
全部笑えます。
著・東海林さだお/朝日新聞出版『丸かじりシリーズ』
四コマ漫画『アサッテ君』の作者である東海林さだおが、
身近な食べ物を美味しく表現するエッセイです。
一章一章の文章量も少なく、取り扱っているものが
全て『食べ物』なので、実に読みやすいです。
そして、かなり面白いです。
食べ物に対する感想が大変分かりやすくて、
読み終わった後、取り扱われた食べ物がめちゃくちゃ食べたくなります。
かなり昔から連載しており、すごい量の『丸かじりシリーズ』が存在します。
昭和時代の風習や表現が残っている過去の本より、
最近出版されたもののほうが、読みやすいと思います。
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