Module Designの新作,ネックストラップ付〈眼鏡ケース〉のご紹介です。
江の島を臨む片瀬海岸から情報発信。
簡単ですが、Module Designをご紹介させていただきます。湘南、江の島の近くからブランド,Module Designの情報を発信しています。日常生活を楽しくするアイテムを提案しはじめてから4年程の新しいブランドです。これからも新作などの情報を発信してまいりますのでよろしくお願い致します。
新作、ネックストラップ付〈眼鏡ケース〉。
新作ネックストラップ付〈眼鏡ケース〉の素材はポリエステルのフェルトです。プロダクトデザイナーとして最もなじみ深いプラスチックとは発色の良さ,ハリのあるソリッド感などた共通性があり、布でありながらプラスチックに近い素材に馴染みやすさを感じます。今回は不織布として、ものにも優しく,軽く、とても相性のいいアイテム、ネックストラップ付〈眼鏡ケース〉のデザインについての書かせていただきました。
デザインステップ。
コンセプトメイキング→リサーチ→アイデアスケッチ→イメージスケッチ→図面作成→試作製作→検証→製品化という通常の商品化に向けてのステップですが、半ハンドメイドのこの商品開発は、ちょっと職人的な感覚が必要とされるステップです。清潔を保つためウォッシャブルフェルトを採用し洗濯がしやすいようにフラットにする必要があり、フラットからカタチを作るところからスタートしました。目指すカタチを実現するために、折畳んだり差込んだりの試行錯誤から形状をつくりました。商品の基本性能,形状、マーケットなどの経験をベースに答えを出しながらフェルト素材の特徴、癖などをふまえあらゆる可能性を手の中でのフェルトシートから探っていきます。
手作業こそデータ化が必要。
気になったカタチ、ディティール、構造はスケッチし、すぐさまデータ化し必要であればペーパーによる試作を製作します。ただペーパーは3次曲面が難しく、場合によっては3Dソフトでシミュレーションします。そして今までのフェルト製作での経験値で仮説をつくりながら進めていきます。ある程度思い描いた着地点に近づいたら試作製作です。数回の試作を繰り返し又はオンラインでのテスト販売をし、小ロットでの製品化を完成します。成形によるプラスチック、スチールなどの素材とは違い自由自在な形状,曲面を表現できない反面、制限された中での思い描く形状、フェルトが作る形を生み出すなど作り上げていく楽しさがあります。そして手の中で試行錯誤した感覚的な作業こそデータ化が必須です。
ネックストラップ付〈眼鏡ケース〉の特徴。
この〈眼鏡ケース〉は付属のネックストラップを付けることにより首からぶら下げて使用することができます。50グラムにも満たない軽さは眼鏡ケースに最適です。首からぶら下げることにストレスを感じません。フェルトの反発が創り出す3次曲面は何とも言えないホッとするボリューム感を創り出し、眼鏡を取出しやすく入れやすい機能を満足させます。ネックストラップの結び目をを閉じた円形の部品はアクセントとしてもお気に入りのパーツです。この6月から販売しますネックストラップ付〈眼鏡ケース〉はこのショップでも紹介しています。お時間がある時にでもチェックしていただけましたら嬉しいです。つたない文章ですが、お読みいただきましてありがとうございました。