みんなの戻り苗vol.4|アカセさん「2年後を想像するはじめの一歩に」
こんにちは!ソマノベースの浅利です。
戻り苗にご参加いただいている方のストーリーをお届けする「みんなの戻り苗」。本日は第4弾としてアカセさん(30代、女性)にお話をお伺いしました。
ーまずは、アカセさんについて教えてください。
関東沿岸で暮らしています。天然石が好きで、30~40個のコレクションがあります。戻り苗の鉢にも1つのせています。
ー天然石のどんなところに魅力を感じますか?
静かなところですね。
ー静かなところ...と言いますと?
静寂な雰囲気もありつつ、しっかりとした存在感があるのが好きです。
天然石好きの方には同じように静かで穏やかな雰囲気を感じることも多く、そのような人との繋がりも、心地よく感じます。
ー天然石を買うときはどのようなところに注目して選ばれていますか?
これは石の世界ではよく言われますが、1番はフィーリング。
あとは、やっぱりお店の雰囲気も大きいかもしれないですね。
お店がどういう天然石を扱うか、どういうイメージで打ち出すか...
その店主さんが持っている世界観が自分に合うと、自分が好きな天然石も見つかりやすいなと思います。
ー天然石に対してはどういったときに楽しいな、と思ったりワクワクしたりしますか?
実際に手に持ってみると、思った以上に重さや質感がバラバラなんです。多様性がある中で、気が合う石やドンピシャで「これだ!」って思える石に出会った時は独特の楽しさを感じるところがありますね。
私はまだネット通販でしか石を買ったことがないので、たまには「あ、イメージしていたものとはちょっと違ったかも」という経験もあるんです。
けれど、触ったり眺めたりして一緒にいるうちに、馴染んでいい感じになっていたというようなことが多くて、同じ石に対して感じ方や見え方が変化していくのも面白いです。
ー人もそうですかね、最初ちょっと違うかもしれないと思ったけど、ずっと話してたら、仲良くなれてたみたいな。
そうですね。人と人のつながりに通じるものも石から見出せるわけですし、この趣味は一生ものか、それ以上のような気もします。
石は何千年とか何万年とかかけてこの大きさになっていて、人間のスケールではなく、私が死んでもこの石は何かよっぽどのことがない限りは残る...
そういう意味ではかなりスケールの大きい話ですね。木も同じですね。
ーそうですね。戻り苗に参加しようと思ったきっかけはなんだったのでしょうか。
天然石用のインスタアカウントを持っていて、そこに戻り苗の広告が入ってきたことでクラウドファンディングのプロジェクトを知りました。
ちょっと新しいことを始めてみたいと思っていたタイミングでしたし、1日1回お水をあげるだけなら私にもできるかもしれないと思い、参加を決めました。
また、私には化学物質過敏症という病気があります。ざっくり言うと、柔軟剤などのケミカルなものを中心に、様々なものに敏感に反応するようになってしまう病気で、私は特に嗅覚から重度の過敏症状が出るタイプでした。
植物の強い香りも苦手で、例えば金木犀が咲いている時期はどうしてもしんどく感じたりします。
ですが、2~3年くらい前からようやく症状が軽くなり反応しない匂いが増えてきたので、弱って敏感になりすぎてしまった嗅覚を徐々に慣らしていきたいと思うようになりました。
その点、戻り苗はどんぐりから苗を育てますし、土も多く使うわけではないので、花の香りや化学肥料の臭いが苦手で園芸などもほとんどやったことのない私でもトライしやすかったんです。
それと、西川貴教さんのやられているイナズマロックドリームTVに奥川代表が出演された回を拝見しまして。西川さんが木鉢の匂いをとても気に入られてたのが印象的で...すごく良い匂いがするっておっしゃっていて、遠ざけていた様々な匂いに挑戦するにあたって、天然の木の香りからだったらいけるかも、と期待する気持ちがあったんです。
実際、届いた木鉢はとても良い香りで感激しました。土からも、開封した時かすかに優しい香りがすると感じました。まだまだ苦手な匂いばかりだった当時は「良い香り」と思えたこと自体がすごく嬉しかったです。
木鉢には接着剤が使われていたので、重症状態だと反応してしまう可能性もあったのですが、私は幸いにも問題ありませんでした。過敏症でも植物に触れてみたい方にとっては、戻り苗が一つの希望になるかもしれないと思いました。
そんなこんなで、わたしにとっては最初の一歩的な感じだったんです。
ーもうすでに1年戻り苗を育ててくださってて、木を返すのは一年後になりますが、アカセさんが1年後、苗木を返す頃にこうなっていたいなとか、こんなことやっていたいなとか、思うところはありますか?
確か戻り苗のクラファンページに「2年後を想像する」というようなことが書いてあったと思うんです。実はそれが戻り苗をやろうと決めた最後の後押しでした。
私は病気のこともあって、先々の自分というのが非常に想像しにくかったんですよね。どうなりたいとか、これがやりたいとか、そういうことを想像することすら、 あんまりできなくて。
でも、戻り苗を育てることで、2年先の自分をちょっと想像してみようと思えました。想像までいかなくても、ちょっと思いを馳せるきっかけになるなったっていうのが結構大きくって、そういう先のことを考えるきっかけをもらったっていう意味では、1年後、これをお戻しするときには、そのもう少し先の自分を想像できるようになっていたいと思います。
ーありがとうございました。私たちも1年後のアカセさんとまたお話しすることを楽しみにしています!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
「みんなの戻り苗」を読んで戻り苗に参加したいと思った方は、オンラインストアよりご参加ください。
次回の「みんなの戻り苗」もお楽しみに!