保育日記〜理想の母親とは〜
母親になる前の自分と、母親になってからの自分はまるで別人。性格が変わるわけではないかもしれないけど、子どものためならと、自分のキャパ以上のことをしてしまったり...。いい母親、いい妻になろうと思って、自分で自分のことを縛ってしまう。(自分で縛ると言ってはいますが、日本っていまだに母親に求めることが多いですよね。無意識の呪縛)
いろんな雑誌やSNSで散々言われているかもしれないけど…でも実は他の子育て情報の方が多くて、1番大切なことは案外見落とされてるかもしれない…このnoteで大声で言いたいのは、どんな母親でもどんな妻でもいいよってこと。
私はそんな簡単なことに気づくのに4年もかかりました。(まだ途中?)
妊娠中はママになるのが嬉しくて、子どもの顔を早くみたい、子どもの1番の理解者になってあげたい、子どもと一緒に公園に行ってピクニックをしたいetc..。いろんな夢が膨らんでいました。
1人じゃ大変だから、みんなに協力してもらって育児をしようとも思っていました。
でも、蓋を開けてみると、全然人に頼れない自分がいました。私が主人の実家で同居していたのもあったのですが、義両親の初孫を可愛がりたい気持ちに応えたい反面、産後のガルガルで全く息子を預けたくありませんでした。
結局1年半くらいで同居を解消し、今は別々に住んでいますが、それからもずっと、理想の嫁、理想の妻、理想の母親になろうと、苦しんでいました。
今年の4月から長男が幼稚園に通い出し、次男も保育園の1歳児クラス通いだし、より周りの人に甘えて助けてもらわなきゃと思うようになりました。周りと協力できるすてきな妻になりたかったし、自分の4年間の育児の苦労(病気のことも含めて)をわかってほしかったのもありました。
だけど、周りと協力しようとするほど、うまくいきませんでした。どんどん孤独になってしまい、やはり自分じゃないとダメだ、周りの人には理解できないと、どんどん追い詰められていました。
息子の病気や入院が続き、この子達が病気にならない為に私は何をすればいいんだろう、といっぱいいっぱいで、心が緊張の糸で張り詰められていました。
その時、出会った保育士の方や看護師の方からかけてもらった言葉で、泣きたいわけではないのに、涙が自然と出てきていました。
ーお母さん、子どもより私はお母さんが心配。
子どもはちゃんと病院に連れて行って
ちゃんと生きてるじゃない。
だから、大丈夫なんだよ。
治療や薬の選択はあるかもしれないけど、
どちらにしても、子どもを守ろうと
必死で頑張ってるじゃないー
ー私はすてきなお母さんだと思います。
100人いたら100人のお母さんがいて
当たり前だから。ー
私は、見えなくてもいろんな人に支えられて子育てをしていること。決して1人ではないこと。
いろんな母親がいていいこと。
それを知れた時に、とても心が軽くなって、
自分の駄目なところも認めようと思いました。
今までは、駄目な母親になりたくなくて、
必死で理想の母親を思い描いて、
迷って苦しんで、たくさん努力もして、
自分のできること以上のことを自分に課していたんだと思います。
子育てをタスクとしてみなし、できないタスクがあると自分に駄目の烙印を押していました。
もし、今、母親の自分に悩んでいる人がいたら、
そのままでいいんだよって気持ちを込めて、
このnoteを書いています。
子育ては、母親だけの仕事ではないです。
どうか、母親の置かれいる環境がよくなることを
切に願っていますし、自分でできるアクションをしていきたいなと思っています。
ごめんなさい、感情のままの文章でした。