読書感想「マルチの子」
読書インフルエンサーのおすすめで読み始めた一冊。
いわゆる社会派小説らしいですが、このジャンルは初めて読みました。
興味を持ったきっかけは、以前マルチに誘われたことがありまして、2か月程度、ミーティングにでたこともあったので純粋にどんな内容か気になっていました。
特に小説の前半は、マルチってみんな同じ誘い方なんだ!ともう笑えるぐらい私が言われたことがあるセルフがそのまんまでした。
詳細は省きますが…この本を読めばマルチ商法のことがよくわかるでしょう。という感じです。
夢、仲間、という感じですね。そんなこと言われたらやりたくなりますよね。私もその一人でしたし。
そして、私が読んでいて感じたことは普段の生活に鬱憤や不満を抱えている人ほどはまりやすいのではないかなということです。マルチのグループに入ると承認欲求が満たされるんですよね。きっと。
主人公について思ったことは依存症はいろんなところに潜んでいるんだなということと、なんでも相談できる相手がいることの重要性ですね。
最近はハッピーエンドの話やエッセイなどを読むことが多かったですが、たまにはどろどろしたこんな世界あるんだ、という内容もいいですね。
この本読んだことのある方は感想を共有できると嬉しいです。