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【読書】EQリーダーシップ

Voicyの河原あずさんのチャンネルで、本書の著者である近藤弥生子さんとの対談がありました。対談では本書のテーマでもある台湾のEQについてのお話がありました。

私は、とあるコミュニティでEQトレーニングの勉強会に参加しています。また、勤務先のオーナーが台湾企業ということもあって、本書のテーマが私のためにあるのではないか?とセレンディピティを感じ、本書を手に取りました。

台湾式EQのポイント
本書では台湾の方がEQをどう活用しているのか?EQが高い人はどういう人か?といった内容がたくさん紹介されています。
特に印象に残ったポイントは、

高いEQを持つ人物
=『換位思考(異なる相手を理解する知的能力)』+『自分を曲げず、それでいてみんなとより良くやっていく方法』で行動できる人

という内容です。

『自分を曲げず、それでいてみんなとより良くやっていく方法』は台湾のデジタル担当の政務委員を務めた、オードリー・タンさんの言葉として紹介がありました。
自分の意見を通すものの、相手の気持ちも考えてより良い方法で対応できる能力と理解しました。そのためには、まず、『換位思考(異なる相手を理解する知的能力)』で相手の気持ちを理解することが必要、ということです。

まずは『換位思考』をトレーニングしていきたいと思いました。自分と相手の感情を把握すること、です。

また、自分のネガティブな印象を相手に影響させるのはEQが低い。と考えるようです。
私にも思い当たる場面がたくさんあります💦

台湾の経営幹部にEQを聞いてみた
本書を読んだあと、勤務先のオーナーである台湾人の経営幹部の方と1on1の機会があったので、EQについてどういう見識なのかを聞いてみました。

そもそもEQとは?が通じるのかドキドキしましたが、EQの定義をお互いに話すことから始まり、具体的な場面でどう振る舞う?という問いを頂き、お互いの考えを話すことを通じて、本書で紹介されていた台湾式EQに触れる貴重な機会となりました。

ひとつ例を挙げると、相手に対して自分の感情を明確に表明すること。ただし、感情的な言葉は使わないこと。

例えば、仕事のミスで怒りを感じた時。
『私は怒っている。』と感情を表明する。だからと言って、『ふざけるな!どうしてくれるんだ!』などという乱暴な言葉は発せず、相手の気持ちを考えて、ミスをリカバリーすることをしっかり伝える。ということをおっしゃっていました。

私の場合、『私は怒っている。』という感情を説明したことはないです。
しかし『自分を曲げず、それでいてみんなとより良くやっていく方法』という考えに基づくと、『自分を曲げず』ということに繋がるのだなと思いました。自分を曲げてしまうと、自分自身にダメージが残りますしね。

大変、貴重な学びにつながったのも、本書との偶然の出会いのおかげです!

EQを高めていくには
ここまでお読み頂いて、EQを高めるにはどうすれば良いのか?と思われた方もいらっしゃるかと思います。
私は、こちらの記事でご紹介した
『EQトレーニング』という本で学びました。
基礎知識から、実践まで幅広く学べる一冊です。診断テストで自分のEQの強い部分と弱い部分も確認できて繰り返し読んでいる一冊です。

今回、ご紹介した『EQリーダーシップ』も、EQをトレーニングしていくうえでバイブル的な一冊になりました。本書も繰り返し読んで、EQを高めていきます。

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