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FRJ2025オンデマンド視聴レポート #27

FRJ2025のオンデマンドセッションを視聴しての感想を、ネタバレしない程度にレポートします。

FRJ2025とは?
FRJ2025は、NPO/NGOはじめ、企業、大学、行政、財団などで社会課題解決に立ち向かうプレイヤーが1000人規模で集う、日本最大のファンドレイジングカンファレンスです。国内外の寄付やインパクト投資のトレンドや実務にすぐに役立つファンドレイジングの最新事例を学ぶことができます。
(公式サイトより)

2025年1月18日開催の対面イベントと、2024年12月20日から開催のオンラインイベントのハイブリッドのイベントです。私は、対面イベントのボランティアとして参加するので、オンラインだけエントリーしました。

今回のレポートは、
災害時の広報・ファンドレイジング  です

講師は、町 浩一郎さん、會澤 裕貴さんです。
大規模な災害が発生した際の広報・ファンドレイジングの活動についてのお話でした。

スピードが第一
最初にピースウィンズ・ジャパンさんの災害支援の活動について、動画で紹介がありました。よく報道で見るような災害支援の内容で、改めて災害支援には災害支援を専門としたNPOの活動が欠かせないと感じました。緊迫感が伝わってきて自分も何かできないかと考えさせられる動画で、こういったことも広報ファンドレイジングの活動のひとつなんだろうなぁと感じました。

大規模な災害が起きたときに、初動対応として行なっていることを順を追って説明がありました。ひとつひとつは、広報ファンドレイジングの活動としては、他の団体でもやられている内容とおっしゃっていましたが、どういうフローで行なっているかは、災害支援ならではのノウハウが詰まっていると感じました。特にスピード感を重視してフローを組み立てられているのが印象的でした。

災害支援の広報ファンドレイジング
災害支援の広報ファンドレイジングならではという点では、現地に同行しリアルな情報を写真や動画で撮っていち早く世の中へ伝えると共に支援を呼びかける際の材料としたり、現地でのNPO活動のメディアによる取材をコントロールしたりということがあるという紹介がありました。

またこういった災害時の対応に向け、普段からどのような活動をしているかの紹介もありました。特にネット募金やクラファンを迅速に立ち上げるために、普段からこういった分野のプラットフォーマーとの関係性を作っておくことが重要だと感じました。

感想・学び
セッションとしては短い時間でしたが、とても中身の濃い内容でした。災害が発生したときには大きな寄付などの支援が集まるかと思いますが、ただ単に善意に頼っているわけではなく、その裏には広報ファンドレイジングの果たす役割が大きいと感じました。あらゆるメディアを使って情報発信したり、寄付を募ったり、それらをスピード感を持ってやりためのフローなどを知ることができました。災害時には災害支援を専門としていない団体も寄付を募って支援活動をされることもあるかと思うので、そういった際にどうしたら良いかという観点でも有益なセッションだと思いました。

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