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それは私に 確かな安心を与えてくれる。

ダメだった

今月も
基礎体温が36.7℃を切った。
恐らく今日か明日…
遅くても明後日くらいには生理が来てしまう。

今朝の体温は36.66℃。
体温計に表示された数字を見つめながら、私は布団の中で1人肩を落とす。
妊活アプリのグラフで確認しても、明らかに大きく 急激に体温が下がっていた。

ガッカリするのと同時に、仕事中に出血し始めては困る(トイレに行く暇がない)ので
ちゃんと準備だけはしておかないと、と
どこか冷静な自分もいた。

朝からブルーな気持ちの中
下着を生理用の物に変え、ナプキンをスタンバイする。

なんとなくそんな気はしていた。
ムカムカや胸の張りが強いなど
体調の変化も特になく。
数日前からの下腹部痛も、生理前のそれだった。

けれども、やはりどこかで期待はしていた。
早くパートを辞めたい気持ちと相まって、体温の低下により一層落胆する。


今月は“保険証の切り替え手続き中”ということもあり
自費での検査は負担が大きすぎる為、卵管の通水検査がまだ出来ていなかった。
先月までは、仕事の都合上受診が難しく
今月は保険の関係で先延ばし。

なんとなく
妊娠出来ない理由として、卵管が閉塞している気がしてならない。

次こそは検査して、問題があるのかないのか ハッキリさせたい。

検査自体(主に痛み)に対する不安も大きいが、ネットで調べてみると
“検査の後数ヶ月は妊娠しやすくなる”という。
だからこそ早めに検査を受けたかった。



明後日は記念すべき 1回目の結婚記念日
日帰りの旅行を計画しているが、その最中にもし生理がきたら…


最悪だ。

せっかくの記念日なのだから、パートのことも忘れて ゆっくり楽しみたい。


なのに
もし当日に出血しようものなら

妊娠していなかった事実と、生理の不調でまさにWパンチ。
強く殴られて、きっと目眩すら感じてしまうだろう。

だからせめて
心の準備だけでも。



…なんて虚しい
…なんて悲しい準備だろう。

ギシリ、と痛む
ひび割れたガラスの心を守る為

期待を捨てて
訪れる絶望の波に備える。





明後日は記念日デート。
例え何が起こっても 全力で楽しもう。

夫と2人だけのデートは今しかない。
無事に子供を授かれれば、きっと暫くは難しくなってしまう。


今この幸せを大切に。




だから今日もその手を繋ぐ。

それは私に 確かな安心を与えてくれる。


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むに丸。
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