小学五年生の私からのプレゼント
👀‼️
昨日は、古くからの友人宅で飲み会があった。
昔話や、先日の息子の帰省の話等を楽しみながら、美味しい食事をしていた。
友人が席を立ち、封筒と白い紙を持ってきた。
「これ預かっていたから、渡したかったんだ。」
と渡してくれたのはこの習字だった。
昨年、故郷の町制70周年の記念行事で、小学校で行われたタイムカプセルの掘り起こし＆開封イベントがあった。私達の同級生は数名が参加しただけだったようだが、なんと中身を町の公民館で展示してくれて、それを遠くに住む同級生から教えてもらい、その日のうちに観に行ってきた。
文集や掲示物、その当時の雑誌のジャンプや、文房具などその当時の先生方の思考を凝らした物達を面白く拝見していたが、まさかこんなきれいな状態の習字があったとは!!!!!
これを受け取った時、何故だか、動く事も思考も停止した。そんなに驚くような物でもないのに、どうしてもすぐに動けなかったし、言葉も出なかった。
感動するような気持ちの動きも感じ取れなかった。
そのくらい、衝撃を受けた。
私の小学時代
私が小学5年生の時、親が急に激しく喧嘩し、「殺し合うのでは?」とか「離婚するのでは?」「もうこの家に住めなくなるのでは?」「私達も死ぬのでは?」といつも不安で心細い時期だった。しかも、学校内で突然、「私、実穂ちゃんが嫌いになったから、今日から話するの止めます!みんなも実穂ちゃんと話なんかするの止めなよ!」とイジメが始まった時だった。このイジメは、すぐに解決したが、この時期は「私には居場所がない」と目の前が真っ暗になる時期だったのだ。
その暗闇を歩いていた小学生の私が「進歩」と言う言葉を今の私に贈ってきた。
どんな思いでこの言葉を白紙に書いたのだろう。どんな未来を思い描いて書いたのだろう。そう思うと涙が出た。
仕事で成功しているわけでもない、大きな病気もした。悩みや不安もまだある。でも。。。
小学五年生の私へ
小学五年生の実穂ちゃんへ
私は、30年後の未来のあなたです。
今、あなたはきっと、毎日のように泣いて不安と戦っている事と思います。いつも無理して平気なふりして、笑って妹や弟の面倒を見て、いいお姉ちゃんでいなくてはと踏ん張っていると思います。
お父さんやお母さんが二人仲良く笑ってくれて、「お姉ちゃんすごいね。」「いつも偉いね」「お手伝いありがとう」と言ってもらえることを夢見ていると思います。それらは全然叶わなかったけど、あなたの頑張りは無駄にはなりません。言葉にしないだけで、実は、みんな、あなたの頑張りに気付いていたから。そして、少し未来、思いもかけないギフトとしてそれをたくさん受け取る日が来ます。
ただ、今より、もっと苦しい時期が来るのも間違いありません。「どうして私だけがこんなに!」と思うような経験や思いをたくさん経験するのです。未来に絶望するような事書いてごめんね。
でも、もっと先の未来、今の私になる頃、それら全部が、私にとって必要な経験であり、宝物だった。と知る時が必ず来ます。
今、私は、あなたが想像できないような幸せな環境にいます。笑顔に溢れ、素敵で豊かな所にいられています。
だから、あなたは、目の前の事をただひたすら行動してください。
あなたなら、きっと大丈夫。
ここから応援しています。
感謝
小学五年生の私からもらった「進歩」と言うこの言葉を今年の私の目標にしたいと思う。
50を過ぎて「進歩」なんて笑われるかもしれないけれど、そう思ったときがスタートラインだとある時から思って生きてきた。
ただ、最近、毎日に追われ、疲れを言い訳に新しいチャレンジに尻込みする事も多くなった。
面倒くさいとサボることも多くなった。
思うようにいかなくて、途中でやめることも多くなった。
自分の人生だし、どう捉え、考え、行動しても自由だ。でも、だからこそ今よりより良くし、高みに進めたら、楽しく過ごせたらもっといい。
ゲーム感覚で、自分と向き合うようになったおかげで今の過ごしやすく心地良い現状があるのも事実だ。
何より、小学五年生の私が応援してくれているのだから、歩みを止めず進み続けて行こうと思う。
小学五年生の実穂ちゃん、大切な事に気付かせてくれてありがとう。
あなたがこの場所に来た時「あの手紙の内容は本当だったなぁ」と思ってもらえるように素敵な道にしておくね🎼•*¨*•.•*¨*•.¸¸♪