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ASD 素敵なレディになるための身だしなみ②

発達障害の女の子のお母さんです。
娘の身だしなみについて、二つの視点からアプローチしています。前回の①に続いて、

素敵なレディになるための身だしなみ②
〜理解したけどできないに工夫する

娘はDCDと言われる協調運動障害の傾向が強く、極端に不器用です。これぐらいできるだろうができません。また、習得するのに膨大な時間がかかり、時間をかけてもできないこともありますが、、、

💡早めにファスナーやボタンの練習
小学生のころから、中高は制服を着るのがわかっていたので、少しずつ、ウエストゴムのボトムスやかぶりのトップスから、ファスナーやボタンのあるものを時々(体育の着替えのない日や休日)取り入れました。

💡チェックリストの作成
これは着替えの手順を、絵と文字で書かれたものを使っていました。
露出を少なくする着替え方、裾入れのチェックなど、手順に沿ってしました。
小中の水泳授業には持たせ、学校とも共有
療育先の着替えでは、カーテンを閉めてから、なども経験しました。

💡鏡を見る
「レディ合格かな?」のチェック。
細かなところを気にせず、だだ鏡の前に立つだけになるので、ポイントを絞ります。
最近なら、制服のジャケットに学生コートを着るので、出がけの玄関先で襟が中に入ってないか、ボタンの掛け違えはないかの2点をチェックしています。

💡出先での身だしなみチェックの場所を決める
まずい、と思ってどこでもスカートに手を入れるなんてことになりがちなので、トイレ、洗面所で直すルールを決めています。

このようなことを、ルーティン化させて、ひとつひとつを取り組みました。
教えていく一方で、
⚫︎選択肢を少なくすることや、
⚫︎扱いやすいものを探すこと、
⚫︎取り出しやすさの工夫、
もしました。

定型発達であれば、ここまでしなくても身につきますが、やはり非常に労力がかかります。
身だしなみの大切さを意識したのは、幼児期の療育センターの先生からの言葉がきっかけです。
「将来、お仕事をするようになった時、仕事は教えられるけど、清潔については言えない。
お風呂に入ってきて、とは言えない。今から気をつけて。習慣づけはお母さんの仕事。」と。

この言葉にハッとさせられ、文字を教える、勉強を教えることはお母さん以外でもできるけど、お母さんの仕事はコレだ!と思い、時間をかけてきました。
七五三や冠婚葬祭、入学式、卒業式、、卒業後、TPOに合わせた身だしなみ、イレギュラーな日に受け入れてできるように。
そのためには、日々の積み重ね。まずは清潔感。
私はアイロンや服のブラッシング、靴磨きが好きです。(冬はセーターの手洗いも)
手をかけると愛着も湧きます。
娘の洋服にも愛着が湧きます。
お母さんは、素敵なレディ💓になるまでの長い時間を楽しんでいます。


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